過去ログ - あやせ 「おにーちゃん♪」  京介「えっ?」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2011/05/22(日) 06:46:42.62 ID:1X+m2iWB0
 俺の名前は高坂京介。近所の高校に通う十八歳。
 自分でいうのもなんだが、ごく平凡な男子高校生である。所属している部活はないし、趣味も特 筆するようなもんはない。そりゃ流行の音楽くらいは聴くし、
 漫画やら小説だって、まあそれなりには読むけど、趣味といえるほどのもんじゃないな。
 放課後はだいたい友達と町をぶらつきながらだべったり、家で漫画読んだり、テレビ見たり。
 ときにはまあ……勉強したりもする。
 しかし最近は容姿端麗、文武両道そして隠れオタクである『妹』高坂桐乃の影響ですっかりディ ープなオタクになってしまった。そして俺が受験勉強に勤しんでいた冬、とんでもないことが発 覚した。
京介 「っそ、それじゃあ俺と桐乃は実の兄弟じゃないってことか!?」
佳乃 「ええ、そうらしいの」
    そう、俺と桐乃が実の兄弟じゃないことが判明したのだ。
佳乃 「桐乃が生まれた時に、たまたま隣で生まれた本当の妹とが取り違えられたらしいのよ。」
京介 「じゃあ、俺の本当の妹って誰なんだよ・・・お袋・・・」
佳乃 「それが、あやせちゃんらしいのよ・・・」
京介 「えぇ―――――!!!!!!!!」
    まじかよ・・・ラブリーマイエンジェルあやせたんが俺の妹だったなんて・・・。

         ガチャッ
 
    ドアが開く音と共に、俺の妹(と思っていた)が現れた。
    高坂桐乃、ライトブラウンに染めた髪の毛、艶やかなマニキュア、すっぴんでも充分目を    引く端正な顔を入念なメイクで更に磨き上げている。
    その格好からして部活帰りだろうか、しかしその端正な顔は真っ青になっていた。
桐乃 「お母さん、その話って本当・・・?」
佳乃 「桐乃・・・」
大介 「ああ、本当だ・・・」
    テーブルの上で親父は酒を飲んでいる、えらく不機嫌だ。
京介 「でも、どうして今更それが分かったんだよ?。」
佳乃 「さっき病院から電話があったのよ、過去のカルテを整理してたら分かったらしいの・・。」
桐乃 「そんな・・・・」
    桐乃は力なく部屋へと戻っていった、俺はそれをただ呆然と見ているだけだった。
    頭の中はグチャグチャになっている、桐乃はそれ以上に混乱してるというのに・・・。
京介 「それを、あやせの家族は知ってるのか・・・?」
佳乃 「分からないわ・・・でも、たぶんもう知ってると思う・・・」
京介 「それで・・・これからどうすんだよ、親父、お袋」
大介 「何も変わりはしない、ただ、桐乃がどうするかだ・・・」
    桐乃が実の妹じゃなかった・・・、俺は桐乃のことが大嫌いなはずなのにショックを抑え切れなか    った・・・。
 
大介 「京介、お前に桐乃をまかせる、あいつは誰よりお前を信用してるからな・・・」
京介 「分かった、親父、『俺に任せてくれ』・・・」
    俺は以前桐乃に言ってやった言葉を親父に言ってリビングを後にした・・・。

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