過去ログ - 仮面ライダー ―『約束 2011』―(魔法少女まどか☆マギカ×小説版仮面ライダー)
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34:第2話Aパート ◆U7CDgQgh.w[saga]
2011/05/24(火) 18:56:54.13 ID:oDBr7SCP0

―――ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ……

「え?」
「この音……バイクのエンジン音?」
「(確かに…バイクのエンジン音)」

まどかも、さやかも、ほむらも、そして『使い魔』達すらも、
一斉に、その『音』のする方向を向いたのだ。

その音は、確かに『バイクのエンジン音』。
この、精神病者の妄想をそのまま具現化した様な、
前衛的かつ狂気的かつドグラマグラ的空間には似あわない、
人間的生活臭のする文明の利器の音であった。

「(この音は―――間違いねぇ!!)」

その音を聞いて、ニヤリと笑ったのは佐倉杏子である。
彼女は、このエンジン音に、聞き覚えがあったからだ。

バイクのエンジン音は徐々に大きくなり…そして―――


『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!?』

『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!?』

『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!?』

『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!?』

『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!?』


ヒゲの『使い魔』達を蹴散らし、轢殺しながら、
一台の大型サイドカーが、場へと乱入し、
まどか達の前でキキィーーっと急停車した。

黒と紫と黄色で塗装された、特徴的な鋭角的シェルエットの大型サイドカーである。
副座部分には、デカデカと『スマートブレイン』のロゴが入っている。

そのサイドカーの搭乗者に、まどか達は見覚えがあった。

「「本郷先生!?」」

まどかとさやかの声が唱和する。
それに続いて、ほむらが思わず声に出していた呼び声が響く。

「巴マミ!?」

サイドカーに乗っていたのは、
搭乗席にはスーツ姿に手袋、白のヘルメットの本郷猛であり、
副座に乗っているのは、本日学校を欠席している筈の『巴マミ』であった。

見滝原の制服ではなく、黒を基調とした動きやすそうな私服姿であった。
何故か、アビエイターのサングラスを掛けている。激しく似合っていない。



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