過去ログ - あの日見た「とある魔術」を僕達はまだ知らない
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analyst
2011/05/29(日) 04:50:10.63 ID:kUqYGWI10
上条は街を全力疾走している。
いくつか赤信号を突っ切り、いつのまにか公園に来ていた。
スタミナが切れたのか上条はその場でへたり込む。
上条「っ、はぁはぁ…、これで。よく分かっただろ?」
上条は銀髪の少女に問いかける。
上条「みんな…。みんな変わっちまったんだ。でも、一番変わっちまったのは俺」
上条は自嘲気味にぼやいた。
イン「ねえ、とうま?」
上条「俺のストレス、そろそろ勘弁してくれよ…。お前といるとヤなこととか、ヤなこととか思い出してイライラすんだよ」
決定打だった。
銀髪の少女は自分がら遠ざかっていく上条をただただ見つめることしかできなくなっていた。
イン「とうま…とう、ま…」
物憂げな少女の声は夕闇にかき消されていった。
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