過去ログ - あの日見た「とある魔術」を僕達はまだ知らない
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2011/05/23(月) 01:57:44.92 ID:j6UzqWm60
上条は立ち上がり、台所に向かい塩ラーメンの袋を開けた。
上条「(夏の獣は獰猛ですのことよ…)」
イン「あーずるーい!インデックスも塩ラーメンが食べたいんだよ!」
そういって銀髪の少女は上条の肩にしがみついた。
イン「お、卵なんだよ!インデックスは掻き玉がいいかも!」ユサユサ
上条「(ぇっう)」
上条はうっとおしそうに銀髪の少女を睨みつけたが、天真爛漫な彼女は意に介さない。
イン「お、卵なんだよ!インデックスは掻き玉がいいかも!」
グツグツグツ
鍋の中ではラーメンが美味しそうな音を立てながら煮立っている。
イン「ねえ?卵が固まってしまうかも?」
上条はさらっとスルーし、視線を銀髪の少女から目を背けた。
イン「ねえ!タマゴ!タマゴ!混ぜてー!混ぜて!」ユサユサ
銀髪の少女は上条に申し入れを聞き入れてもらえなかった為、
必死に肩を動かして訴えかけた。
プルルルルルルルルル
不意に上条の携帯電話が鳴り響いた。
…画面を見ると、珍しく上条の父親からだった。
上条「はい、もしもし?」
刀夜「当麻くん?パパだよ。今何してるの?」
上条「…ラーメン作ってるんですよ」
刀夜「お?何ラーメン?当麻、俺のもつくってよー」
上条「親父殿は学園都市の外にいるからどう足掻いてもたべられないでせうが」
イン「あ、おじさんかも!おじゃましてまーす、なんだよ!」
銀髪の少女は電話口に向かって挨拶をする。
その様を上条は訝しげに見ている。
刀夜「当麻?」
上条「ああ、いいよ。今度来た時に作ってやるよ」
刀夜「やったあ☆かわーいいー★」
そう言って電話越しでくるくる回って小躍りするのがわかるようなテンションではしゃいでいる。
そんな年齢を考えない父親の様子に上条は、
上条「ねえ?そろそろ、そのなんにでも「カワイイ」っていうのやめたらどうででせうか?」
と毒を吐く。
しかし当の本人は「だっていい言葉じゃん★」と言って全く意に介していない。
やれやれ。
昔は、こうじゃなかったのにな…と上条は昔の凛々かった父親の姿を思い出していた。
刀夜「まあ、元気でやっているようでなによりなにより。じゃあまたねーん★」プチッ
電話越しの父親はやたらハイテンションで電話を一方的に切った。
…今の俺が高校を殆ど休んでいることを知ったらどう思うだろうか。
そう上条は考え、どんぶり鉢にラーメンをよそいズルズルと嫌な汗をかきながら食べた。
上条「(まずい…)」
引きこもりの自分、変わってしまった父親。そして…
何がターニングポイントだったのか。
上条はそんなことを思いながら、どんぶり鉢を見つめた。
濁ったスープには濁った顔が映っている。
イン「インデックスだけ用意してくれないなんてあんまりなんだよ!とうまのケチ!鬼!ニート!」
…やれやれ。本当にこいつは今も昔も食いもののことしか頭にないんだなあ。
ニートは余計だ。
まだ、辛うじて学生なんだからな…。
まだ、今は。
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