122: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/05/30(月) 22:48:39.95 ID:tyfMCLER0
転校生ははっきりとわかるくらいあたしから目を逸らした。
肯定しているようなものだった。
さやか「……今日、それを聞きに来たの。なに?」
ほむら「……何でもないわ」
何でもないなんてこと、ないはずだ。
それに、結局何も聞かずに帰るだなんてここへ来た意味がない。
あたしはただこの子の世話をしにやってきたわけじゃないんだから。
さやか「そんなことないでしょ。なに?まどかにも言えないことなんでしょ?」
転校生は何も答えなかった。
あたしも、暫く黙り込む。時計すらないこの空間には、あたしと転校生が息をする音だけ。
静かだった、ただ不気味なほど静かな時間。けどいくら待っても転校生は何も言わない。あたしは痺れを切らし、口を開いた。
さやか「転校生――」
ほむら「美樹さやか。私と無理矢理にでも仲良くなって」
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