170: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/06/01(水) 22:55:17.47 ID:FPZSYdpM0
さやか「……いや、別にそういうわけじゃ」
転校生の言葉が意外で、あたしはなんと答えるべきか分からずに曖昧な答え方になってしまった。
すると、転校生は立ち上がりベッドに近付いてきていつかあたしがしたように肩を押し、あたしを寝転ばせた。不意をつかれたせいで、身体は抵抗する暇もなかった。
さやか「……ちょ」
ほむら「言ってたでしょ、あなた。風邪を引いたときは眠るのが一番だって」
そんなこと、言ったっけ。
転校生の手が、あたしの額に触れる。つい、声を漏らしてしまう。
さやか「転校生――」
けど、転校生の手は冷たくて心地よかった。
振り払うことなんて、出来ない。
ほむら「……私よね、あなたに風邪を移してしまったのは」
さやか「……わかんないよ、そんなの」
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