449: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/24(木) 19:41:02.07 ID:MQFdQHjG0
転校生は奥へとのろのろとした足取りで向かった。
その背中が闇の中に消えていきそうで、さきほどの戦いのことを思い出してしまいそうで、あたしは立ち上がると転校生に「待って」と声をかけかけて。
さやか「……っ」
声が、出てくれない。
あたしはだから、代わりに手を伸ばした。
案外簡単に、掴まるものだ。
転校生はあたしに手を掴まれて、立ち止まる。そのまま振り向きもせずに「なに」と。
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