70: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/05/29(日) 21:55:57.12 ID:Mp4DgKz30
運動神経は良さそうだし魔法少女としてだって強いと聞いたことがあるのに。
けれどあまりの痛さにそんなことを言っている暇はなかった。
お尻を擦っていると、雨が段々と強くなってきた。
ほむら「……どうする?」
71: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/05/29(日) 21:59:14.98 ID:Mp4DgKz30
ほむら「……」
さやか「転校生?」
とりあえず、せめて立ち上がろうとしたときだった。
72: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/05/29(日) 22:05:15.00 ID:Mp4DgKz30
転校生は何も言わずにあたしの手を掴むと、あたしの身体を引っ張りあげた。
思わず強い力だった。
ほむら「それより、どうするの?」
73: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/05/29(日) 22:09:33.85 ID:Mp4DgKz30
あたしは頷きながら少し先を指差した。
雨の中見え難い視界の先に狭い入口が見えた。
さやか「公園の滑り台の下」
74: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/05/29(日) 22:13:22.69 ID:Mp4DgKz30
ほむら「……どちらにしても濡れたとは思うけど」
背中合わせの状態で。
少し腕を動かせば、転校生の腕にぶつかってしまう。あたしは身動ぎもせずに息を吐く。
75: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/05/29(日) 22:17:13.44 ID:Mp4DgKz30
ほむら「……」
さやか「……」
また、沈黙。
76: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/05/29(日) 22:26:27.97 ID:Mp4DgKz30
少し間を置いて、転校生が答えた。
そんなこと言いながら、やっぱり転校生は震えていた。一応転校生の身体に触れてしまっているからそんな嘘を吐かれたって気付いてしまう。ただ、気付いてもあたしはどうすればいいかわからない。これがまどかや仁美や恭介なら――たぶん、何も考えずに動いている。
さやか「寒くないの?」
77: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/05/29(日) 22:32:40.62 ID:Mp4DgKz30
ほむら「言われなくてもそうするわ」
さやか「ほら、やっぱり寒いんじゃん」
ほむら「……そういうわけじゃない」
78: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/05/29(日) 22:37:40.53 ID:Mp4DgKz30
「うん」とあたしも頷く。背中に感じていた温もりが、簡単に離れていってしまう。
振り向くと転校生は滑り台の外に出て、ほっと空を仰いでいた。
まだ少し残る雨粒も気にせずに。
さやか「よけいに風邪引くよ」
79: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/05/29(日) 22:45:09.23 ID:Mp4DgKz30
随分と冷たい言い方になってしまった。
転校生が不思議そうな表情をしてあたしを見た。
ほむら「送る?」
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