50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/26(木) 21:01:00.69 ID:Uf/hU0w2o
「ぁ……っく、ふ、はいっ、て……あぅっ、ん、やああっ」
「っ、みこと……奥まで、入ったぞ……?」
「ふう、ああ、ん、嬉し、ぃ……とうま……くぅっ」
「美琴、みこと……可愛いよ……」
二人の声が海原の思考の邪魔をする。
海原は違う違うと言いながら、声のする方へ全ての意識を向けた。
美琴の艶やかな美声。
それを独り占めして微笑む上条が囁く愛。
それらが鼓膜を震わせる度、鈍痛の続く頭に靄がかかって正常な感覚が切り離されていく。
いっそ、誰か、来れば。
どうか、誰も、来るな。
エコーのかかりすぎた自分の声が気持ち悪い。
足元がふらつき、肩が壁に当たる。上半身にも力が入らない。
そのまま身体の向きを変え背中を預けるように壁にもたれかかると、ひくつくものがふいに手に触れた。
149Res/62.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。