1:1
2011/05/26(木) 23:09:24.58 ID:XEShaTRJ0
時計は深夜2時をさしていた。
真っ暗な部屋にカタカタという無機質な音だけが響く。
「ふぅ・・・やっぱりこんな急には無茶だったかも・・・」
そういってキーボードから手を離し、一度大きく伸びをする。
2:1
2011/05/26(木) 23:11:07.78 ID:XEShaTRJ0
「でも、私が頑張らなくちゃ。皆が動けないもん!」
紅茶を少し口にして、もう一度パソコンと向かい合った。
「明日の朝には必ず間に合わせる…って、もう今日だった」
3:1
2011/05/26(木) 23:12:55.38 ID:XEShaTRJ0
立秋とは名ばかりの猛暑が続く夏休み、
2人は部活を終え、帰路についていた。
学校を出てから律はずっと、何か物悲しげな顔をしている。
4:1
2011/05/26(木) 23:13:09.83 ID:XEShaTRJ0
立秋とは名ばかりの猛暑が続く夏休み、
2人は部活を終え、帰路についていた。
学校を出てから律はずっと、何か物悲しげな顔をしている。
5:1
2011/05/26(木) 23:13:55.20 ID:XEShaTRJ0
それも仕方の無いことかもしれない。
律の弟、聡が先月に特発性心筋症を引き起こしたのだ。
心臓移植をしなければ、持って2〜3年だと医者は言っていた。
しかし心臓移植を受けるためには1億円近いお金が必要になるが、
田井中家にはそんなお金用意できるはずは無かった。
6:1
2011/05/26(木) 23:15:01.03 ID:XEShaTRJ0
律「・・・そうだみおー、コンビニいこーぜー!」
心配する澪を察したかのように明るく振舞い、誘いを振った。
澪「わかったよ、どうせ拒否権無いんだろ・・・」
律「さすが澪さんご馳走様です☆」
7:1
2011/05/26(木) 23:15:28.08 ID:XEShaTRJ0
小さな買い物袋を片手に持ちコンビニから出た二人は、
先ほどと変わらぬ雰囲気でまた歩き出した。
右手で痛みの引かぬ頭をさすり、左手でアイスを少しづつ味わう。
気だるそうに律が口を開いた。
8:1
2011/05/26(木) 23:15:58.66 ID:XEShaTRJ0
律「それは確かに否定出来ません☆でもさー・・・今年はむぎん家で合宿も無し、
夏祭りも行かず、皆でプールにいも行かず!これで夏休みと言えるのですか!?」
澪「まぁ確かにな。明日皆に提案してみるか?」
律「さんせーでーす」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/05/26(木) 23:16:28.30 ID:nkj/8HJSO
あ
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/05/26(木) 23:16:57.64 ID:nkj/8HJSO
い
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