過去ログ - 孤独の魔法少女グルメ☆マギカ～井之頭五郎と魔法少女の物語～ -SS速報VIP

過去ログ - 孤独の魔法少女グルメ☆マギカ～井之頭五郎と魔法少女の物語～

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32: ◆tUNoJq4Lwk[sage]
2011/05/28(土) 17:43:24.63 ID:mC4OjpKGo
　魔法少女とはいえ、中学生くらいの少女が深夜に出歩くことができるなんて、
不思議だと思った。

「学校も行ってないのか？」

以下略

33: ◆tUNoJq4Lwk[sage]
2011/05/28(土) 17:45:01.86 ID:mC4OjpKGo

「覗くわけないだろう」

　そう言うのはもっと発育してから言え、と思ったけれど無駄なトラブルを避けるために
何も言わなかった。

以下略

34: ◆tUNoJq4Lwk[sage]
2011/05/28(土) 17:48:31.36 ID:mC4OjpKGo
「俺のワイシャツ……」

「男ってさ、こういうの好きなんだろう？」そう言うと、杏子はシャツの袖を持ってクルリと一回転する。

「何勝手に着てるんだ」

以下略

35: ◆tUNoJq4Lwk[sage]
2011/05/28(土) 17:51:03.46 ID:mC4OjpKGo
　しかもやたら高い服もあったので、捨てるに捨てられず、こうして物置の奥にしまい
こむことになったわけだ。

　洋服ダンスを調べると、運がいいことにパジャマも出てきた。サイズは大きめだが、
これから寝るだけの杏子には十分だろう。

以下略

36: ◆tUNoJq4Lwk[sage]
2011/05/28(土) 17:53:15.66 ID:mC4OjpKGo

　それから、俺と杏子との奇妙な共同生活がはじまった。

　宿なしだという杏子は俺の家に住みつき（まるで野良猫のようだ）、仕事の時は一緒に車に
乗って同行することもあった。

以下略

37: ◆tUNoJq4Lwk[sage]
2011/05/28(土) 17:54:53.82 ID:mC4OjpKGo

　現代社会でいえば、魔女は会社の社長といったところだろうか。

　そして、使い魔は会社の従業員。

以下略

38: ◆tUNoJq4Lwk[sage]
2011/05/28(土) 17:56:43.80 ID:mC4OjpKGo
　杏子と行動をともにするよになってから数日、時々使い魔が出現する程度で、
最初に会った時のような巨大な「魔女」と遭遇することはなかった。

　魔女を引き寄せやすいというだけで、必ず魔女を引き寄せる、というわけでもないようだ。

以下略

39: ◆tUNoJq4Lwk[sage]
2011/05/28(土) 17:57:57.47 ID:mC4OjpKGo
　いつもなら昼時に、杏子がメシを食べに行こうと言うので、それで昼食を食べていたのだが、
この日は彼女がいなかったためか、食事を食いそびれてしまったのだ。

　あいつは俺の時計か？

以下略

40: ◆tUNoJq4Lwk[sage]
2011/05/28(土) 17:59:22.78 ID:mC4OjpKGo
　店はそれほど広くなく、カウンターと座敷のテーブルがいくつかあるだけである。
客はわりと入っていたけれど、満席というほどでもなく、ほど良い混み具合といった感じだ。

　俺はカウンターに座り、そこに置いてあるメニューを見た。

以下略

41: ◆tUNoJq4Lwk[sage]
2011/05/28(土) 18:01:19.58 ID:mC4OjpKGo
　とほほ。結局、腹にたまるものはなかったわけだ。
　モチを使ったメニューもあるけれど、一人前では物足りない。二皿注文するもの何だし。

　かといって、今から店を出てどこかで食って戻ってくるのもおかしい。

以下略

42: ◆tUNoJq4Lwk[sage]
2011/05/28(土) 18:02:22.25 ID:mC4OjpKGo
　顔を上げると、どこかの学校の制服を着た中学生か高校生くらいの少女がこちらに
声をかけてきたらしい。

「隣……」

以下略

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