過去ログ - 【幼女と閻魔と男と】勇者「惚れた」魔王「え」番外編【クロス】 -SS速報VIP

過去ログ - 【幼女と閻魔と男と】勇者「惚れた」魔王「え」番外編【クロス】

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39: ◆rHuwTJzOS6[saga　sage]
2011/05/30(月) 20:04:01.37 ID:ywWhviBw0
第二話その一
――異世界コンタクト、ケース１――

40: ◆rHuwTJzOS6[saga　sage]
2011/05/30(月) 20:04:55.94 ID:ywWhviBw0
僧侶「というわけで、閻魔さんです」

閻魔「閻魔です、よろしくお願いします」

　椅子に座って閻魔を紹介する僧侶と、その横で同じく椅子に座って頭を軽く下げる閻魔。

以下略

41: ◆rHuwTJzOS6[saga　sage]
2011/05/30(月) 20:06:16.28 ID:ywWhviBw0
魔男「……誘拐、か」

　その言葉に、黒いローブと同色の頂点が尖った帽子という、周りと比べて少々異色な格好をした、背が低くかわいらしい少女、『魔法使い』が続く。

魔法「……ついに手を染めてしまった」

以下略

42: ◆rHuwTJzOS6[saga　sage]
2011/05/30(月) 20:06:49.23 ID:ywWhviBw0
僧侶「あの、貴方達『先ほどの話』、聞いてましたよね？」

魔男「ははは、冗談だって冗談」

魔法「軽いジョーク」

以下略

43: ◆rHuwTJzOS6[saga　sage]
2011/05/30(月) 20:07:42.67 ID:ywWhviBw0
　
　王城で異様な光景を目撃した僧侶。まず彼が最初にした行動は、

僧侶「……さて、行って来ますか」

以下略

44: ◆rHuwTJzOS6[saga　sage]
2011/05/30(月) 20:08:36.51 ID:ywWhviBw0
閻魔「……あの、そこの方」

　己を呼んだであろうその声に、つい反応し、振り返ってしまったのは。
　さっきから振り返ってばかりですね、と思いつつも、僧侶は実際に振り返り、その声の主へと視線を動かす。
　見るとそこには、先ほどいつの間にかその姿を現していた少女が、へたり込んでこちらを見上げ、しかし痛そうに両手で頭を押さえて涙目になりながらも言った。

以下略

45: ◆rHuwTJzOS6[saga　sage]
2011/05/30(月) 20:10:29.29 ID:ywWhviBw0
　何はともあれ、少しでも関わってしまった物はしょうがない。
　ここまで来てシカトするのも気が引けますし……ていうかぶっちゃけ、関わったらそれはそれで何か面白くなりそうですしね。と、僧侶の中で、長生きの秘訣が野次馬根性もとい知的好奇心全開な考えに、あっさりと制された。

僧侶「ここは（見せられないヨ！）王国の、王城の中ですよ」

以下略

46: ◆rHuwTJzOS6[saga　sage]
2011/05/30(月) 20:11:02.71 ID:ywWhviBw0
　瞬間、僧侶の野次馬的好奇心が心の中で、強烈な反応をした。
　しかし彼は、それをおくびにも出さず柔らかな微笑を見せ、

僧侶「ふむ、少々お話を聞かせてもらってもよろしいですか？もしかしたら……貴方の力になれるかもしれませんので」

以下略

47: ◆rHuwTJzOS6[saga　sage]
2011/05/30(月) 20:12:01.32 ID:ywWhviBw0
閻魔「神に仕える……先ほどに加えて更にポイントプラスですね！閻魔的に！死後の裁きの際にはひいきしちゃいますよ！あ、でも異世界だから管轄外かも……」

僧侶「は、はぁ……」

僧侶（ちょっと意味が図りかねる言葉ばかりですが……そこら辺も追々把握出来るでしょうし、とりあえず、話を聞くとしましょうかね）

以下略

48: ◆rHuwTJzOS6[saga　sage]
2011/05/30(月) 20:14:08.00 ID:ywWhviBw0
　僧侶はそんな今までの状況をつらつらと思い出していたが、魔男が声を発したので、そちらに意識を戻す事にした。

魔男「でもアレだよね、お菓子でいたいげな子供を誘うって、親か知り合いでも無い限り、ほぼ確実にクロだよね」

魔法「……確かに常套的な手口ではある」

以下略

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