過去ログ - 王様「ハハッ」 ほむら「・・・は?」
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(北海道)
[sage]
2011/06/15(水) 23:15:03.42 ID:PxZqNlgc0
〜ゲームセンター〜
仁美「はいどうぞ」
まどか「わぁ、ありがとう仁美ちゃん!・・・でも、本当にもらっちゃって良いの?」
仁美「えぇ。そのために、取ったんですから」
まどか「で、でも・・・あ、そうだ!これ、千円どうぞ!」
仁美「・・・いえ、結構です」
まどか「いや、悪いよ!仁美ちゃんにあれだけ使わせといて人形もらうのは・・・」
仁美「それこそ野暮ですわ、まどかさん。黙って、私の顔を立てて下さいまし」
まどか「あ・・・うん、ありがとうね、仁美ちゃん。うぇひひ♪カピバラさんは持ってなかったんだ〜♪」
仁美「ふふっ。光栄ですわ」
仁美「時にまどかさん」
まどか「あ・・・うん、何、かな?」
仁美「・・・私達は、親友、ですわよね?」
まどか「う、うん。今更そんな確認するようなことでも・・・」
仁美「・・・確認したくもなりますわ」
仁美はまどかを睨んだ。まどかはその視線を受け止めきれず、瞳を右往左往させる。
仁美「・・・あまり深入りしようとは思いません。何があったのかと問い詰めたりはしません。
しかし・・・虚勢など、張らなくても良いのですわよ?私や、さやかさんの前で・・・
あなたは他人に遠慮することを美徳と思うでしょうが・・・私やさやかさんにしてみれば、
それは心外ですわ・・・」
仁美「私達をどうしても蚊帳の外に追いやらねばならない、ですが一人で抱えこむのが辛いときは、
壊れてしまう前に、一言、気晴らしがしたい。それだけで良いのです。あなたから誘って頂いて、
断る道理など、私達にはないのですから」
まどか「・・・うん、ごめん――ありがとう、仁美ちゃん」
仁美「――こんなところでする話でもないですわね。私の方こそ申し訳ございませんわ。お許しくださいまし」
まどかは微笑んで目元に浮かんだ涙の粒を拭った。
仁美「それでは、他にやりたいものはありますか?」
まどか「あ、ううん。仁美ちゃんは?」
仁美「私は、もうお金は使いたくありませんわ」
まどか「うぇひひ♪何かしたいのあったら言ってね?今度はわたしがおごってあげるから」
仁美「気持ちだけ受け取っておきます。それでは、さやかさんの所に行きましょう。
無様を晒していれば、今度はまどかさんが詼嘲して差し上げれば良いのですわ」
まどか「うぇひひ♪楽しみだね♪」
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