過去ログ - 王様「ハハッ」 ほむら「・・・は?」
1- 20
171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga sage]
2011/08/12(金) 15:19:19.27 ID:Z2d9nND60
仁美「話って、なんですの?」

 仁美はとても落ち着き払っていて、また慈愛にも満ちていた。昨日の今日で、当然だろう。彼女の優しさがまどかの心を掻き乱す。
だがそれをさやかを失うという苦しみが追い払った。

まどか「仁美ちゃんはさ、好きな人、居るんだよね?」

仁美「え・・・・・・?」

まどか「知ってるんだ。今日だって、ずっと見てたよね」

仁美「まどかさん・・・・・・」

まどか「・・・・・・どうしても、上条君じゃないと駄目なのかな?」

仁美「まどかさん・・・・・・!」

仁美「どうして・・・・・・?」

まどか「・・・・・解かるよ、親友の事だもん」

 自分が自分でないようだ。こんなに平然と嘘を吐いて・・・・・・自分はついこの間まで、こんな人間じゃなかったのに。

仁美「・・・・・・まどかさん」

仁美「・・・・・・」

仁美「・・・・・・何を仰っているのか、解かりませんわ?」

まどか「え?」

 仁美は心底不可解と言う顔でまどかを見た。まどかはそれに狼狽し、言葉を紡げなくなった。

仁美「わたくしが上条恭介君の事をお慕いしているだなんて、何故そのような事をお考えに?親友の事でしたら、もっとよく
知っておいてくださいまし」

まどか「なっ、え、え?」

仁美「さてと、それではそろそろ教室に戻りましょうか。こんなところで二人っきりで長い時間居ると、さやかさんに蜜月でも
交わしていたのではないかと邪推されかねませんわ!」

まどか「ひ、仁美ちゃん・・・・・・?」

仁美「はい?」

まどか「ほ、本当・・・・・・なの?」

仁美「何がですか?」

まどか「本当に、上条君のこと、なんとも思ってないの?」

仁美「――えぇ。当然でしょう?もとより上条君はさやかさんと固い絆で結ばれております。わたくしが割って入る余地などございませんわ」

まどか「・・・・・・」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
179Res/275.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice