過去ログ - 王様「ハハッ」 ほむら「・・・は?」
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(北海道)
[saga sage]
2011/08/12(金) 15:19:19.27 ID:Z2d9nND60
仁美「話って、なんですの?」
仁美はとても落ち着き払っていて、また慈愛にも満ちていた。昨日の今日で、当然だろう。彼女の優しさがまどかの心を掻き乱す。
だがそれをさやかを失うという苦しみが追い払った。
まどか「仁美ちゃんはさ、好きな人、居るんだよね?」
仁美「え・・・・・・?」
まどか「知ってるんだ。今日だって、ずっと見てたよね」
仁美「まどかさん・・・・・・」
まどか「・・・・・・どうしても、上条君じゃないと駄目なのかな?」
仁美「まどかさん・・・・・・!」
仁美「どうして・・・・・・?」
まどか「・・・・・解かるよ、親友の事だもん」
自分が自分でないようだ。こんなに平然と嘘を吐いて・・・・・・自分はついこの間まで、こんな人間じゃなかったのに。
仁美「・・・・・・まどかさん」
仁美「・・・・・・」
仁美「・・・・・・何を仰っているのか、解かりませんわ?」
まどか「え?」
仁美は心底不可解と言う顔でまどかを見た。まどかはそれに狼狽し、言葉を紡げなくなった。
仁美「わたくしが上条恭介君の事をお慕いしているだなんて、何故そのような事をお考えに?親友の事でしたら、もっとよく
知っておいてくださいまし」
まどか「なっ、え、え?」
仁美「さてと、それではそろそろ教室に戻りましょうか。こんなところで二人っきりで長い時間居ると、さやかさんに蜜月でも
交わしていたのではないかと邪推されかねませんわ!」
まどか「ひ、仁美ちゃん・・・・・・?」
仁美「はい?」
まどか「ほ、本当・・・・・・なの?」
仁美「何がですか?」
まどか「本当に、上条君のこと、なんとも思ってないの?」
仁美「――えぇ。当然でしょう?もとより上条君はさやかさんと固い絆で結ばれております。わたくしが割って入る余地などございませんわ」
まどか「・・・・・・」
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