過去ログ - 王様「ハハッ」 ほむら「・・・は?」
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/29(日) 15:53:59.65 ID:Oa5HWEyw0
巴マミ「悪いけど、そこで大人しくしていてくれるかしら?そうしたらちゃんと帰りに解放してあげるわ」

まどか「・・・」

ほむら「巴マミ・・・こんなことをしている場合じゃ・・・!」


マミ「本当に、側にいてくれるの?」

まどか「マミさんはもう、ひとりぼっちなんかないです・・・!」

QB『マミ!魔女が動き始めた!』

マミ「OK!今日という今日は速攻で片付けるわよ!」

マミ「(体が軽い、こんなの初めて・・・!)」

マミ「(私、もう何も恐くない!)」


マミ「お待たせ。それじゃぁ三人とも、此処に隠れていてね。出て来ちゃ駄目よ?」

マミ「一気に決めさせて――もらうわよっ!」

マミ「ティロ・・・フィナーレッ!!」

 マミが繰り出した大砲から発射された砲弾は魔女を貫き、その体を締め上げた。

さやか「やったぁっ!」

 と叫んだ瞬間・・・魔女が大口を開け――黒い環形の生物が、現れた。それはマミを見ると好物を見つけたかのように戯画的な表情を爛漫とさせ、一口でくらいつくさんとばかりに、鋭角の牙が整然と生え揃った口を大きく開け、硬直したマミに迫った。マミはどうすることも出来ず、牽かれるまま、後ろに飛び、尻餅を着いた。

マミ「・・・え?」

 マミがそれまで居た場所には黒いコートを着て、フードを目深に被った人物が立っていた。四者四様に突然の来訪者に、魔女の奇襲のときよりも甚だしく驚きを呈していた。気が付いていないのは、夢中に浸っている愚鈍な魔女だけだ。その人物は右手に持った鍵のような何かを魔女の鼻っ柱に打ち込む。そこでようやく魔女はその人物の存在に気が付いた。体をうねられせて身を退き、食事の邪魔をした無礼者を、顔をしかめて見下ろした。そして、その人物の持つ武器の先端から射出された光の矢によって、あっけなく消滅した。

さやか「え・・・?」

まどか「あ・・・」

QB「・・・君は一体・・・?」

「・・・」

 空間に楕円が浮かび、そこからは黒い靄が絶えず湧出している。黒いコートの怪人物はその中へと歩み進んで行き、一度も彼らを振り返ることはなかった。そして彼らもまた、楕円が消滅してからも、その人物を呼び止める言葉が見つけられなかった。ようやくさやかとまどかが感謝を告げられたのは、消えてから数秒経った後だった。その頃には、魔女の空間も消滅を始めていた。


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