23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/05/29(日) 21:36:12.29 ID:mmW7cNDDO
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結局、真夜中までかけて見滝原市の隣の町までしか行けなかった一方通行は『近寄れば拷問してからミンチにしてやンよ』オーラを出しながら夜の町を歩いていた。それは道行く人が無意識に左右に避けるレベルだった。
一方通行「殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス………」ブツブツ
と、そんな中一人の少女が一方通行にぶつかった。
??「おっとごめんよお兄さん」
少女はそのまま走り出す。そして二、三メートル離れてから一方通行の方を向き―――
杏子「お詫びにお財布もらってあげたから♪」タタタタ…
挑発した。いや、してしまった。
一方通行「…………」
杏子「………?」(追いかけてこない?)クルッ
杏子が振り返る。一方通行は変わらずそこにいた。
一方通行「…………」カチッ
杏子(まあ財布は手に入ったし……にげよ)タタタタ…
多少おかしく思いながらも杏子は走り去った。
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7分後、杏子はいつもの廃協会に帰っていた。
杏子「ひぃふぅみぃ………諭吉がこんなに♪」パラパラ
思わぬ収穫に束の間の天国を味わう杏子。しかしその天国にも悪魔は確実に迫っていた。
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