43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/05/31(火) 01:19:24.41 ID:pDfhwZhDO
杏子の目に涙が溜まっていく。
杏子「頼むから……頼むから……誰か私を助けてくれよ」ポロポロ
一方通行「………助けてほしいかァ?」
杏子「………うん」ポロポロ
一方通行「………なら明日ついてきてほしい所があるンだが…来るかァ?」
杏子「……うん」ポロポロ
―――――――――――――――――――――――――
次の日。二人は見滝原市へと続く道を歩いていた。
一方通行「見滝原市まであとどれくらいだァ?」
杏子「えっと……15分ぐらい…かな」
一方通行「…………タクシー捕まえてくるから待ってろォ」
杏子「タクシー!?」
とたんに杏子の目が輝く。
一方通行「……乗ったこと無ェのか?」
杏子「……」コクコク
一方通行「……乗ってみたいか?」
杏子「…乗ってみたい!!」キラキラ
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タクシーの中
杏子「涼し〜い」
一方通行「そォか」
距離にして2km、ほんの僅かな時間のタクシー。一方通行にとってはいつもの、杏子にとっては初めてのタクシーだった。
運転手「……そろそろ着くのである」
一方通行「降りる準備しろ……あァ、そォいや名前聞いてなかったなァ」
杏子「ん?あぁ私は杏子。佐倉杏子だよ」
一方通行「俺は一方通行だ」
杏子「…変な名前」
一方通行「……ほっとけ」
杏子「ま…まぁよろしく!!一方通行!!」
一方通行「あァ、よろしくな三下」
杏子「ちょっ!!なま
運転手「着いたのである」プシュー
どうやら着いたようだ。
一方通行「じゃあ…ほらよ、釣りは要らねェ」パサッ
一方通行が一万円札を手渡す。
運転手「分かったのである」
杏子「ち…ちょっと待って」タタタタ…
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