過去ログ - 少年「安価を交えつつ敵討ちする」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/29(日) 15:13:19.78 ID:r0h3l9PCo
弓張り月は木陰の向こう、地上にはただ申し訳程度に光が落ちるのみ。
この暗闇に随分眼も慣れてきて、大まかな輪郭ぐらいなら捉えられる様になってきた。
がさり、と不意をつく物音。
「ん……?」
反射的に、6は剣に手を伸ばした。
小動物かと思ったが、音のした方向を見てみれば、僅かに何かの影が見て取れる。
風の生む音にしても、不自然な音だ。
人間にしても、この付近に旅人など滅多に訪れない。
夜盗か、それともモンスターか。
何時でも抜刀できる状態で、彼は足音を潜ませ
影の方へと前進した。
(影の正体>>23)
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