過去ログ - 少年「安価を交えつつ敵討ちする」
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260: ◆Y706p.....[saga]
2011/08/03(水) 00:06:01.54 ID:7qTTo7fFo
***
約束の時刻の少し前、南東ゲートとその直ぐ傍にあるロッジ風の建築物を視認して、
6とシックスは目を合わせた。
「あれか……」
「あぁ、みてぇだなぁ……」
そう言って、シックスは少し歪な笑みを浮かべる。
6もまた、同じ顔をしているだろうという複雑な自信があった。
「一体、どんな人なんだろうな……」
「心配だよなぁ、色々とよぉ……」
建物内に居るであろう待ち人は三人。
依頼人のジュアンと、彼女の上司である親衛隊長、
そして、6達と同じ「請負人」という立場である魔術師。
様々な意味で問題なのは魔術師であり、ジュアン曰く
「実力自体は申し分のない、自称おかまの攻撃特化魔術師」だという。
親衛隊長に関しては一切の情報を受け取っていないが、
隊長というだけあって強くはあるのだろう。
「とにかく、俺達は俺達の目的達成を目指そう」
「おう!」
ジュアンらの任務に同行し、東山盗賊団の「術者」と接触する。
最悪尾行する覚悟もしているが、確実に目的を成し遂げるには、
依頼の間に出来うる限りの信頼を勝ち取り、正式に同行したい。
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