過去ログ - 魔王「武器を下ろせ。お前と戦う気はない」その3
1- 20
23: ◆JbHnh76luM[sage saga]
2011/06/09(木) 01:46:11.85 ID:JKte4x/jo

魔王「頼みというのはこの事なのだが、お主達に協力を仰ぎたい」

ニコラ「協力? あたし達に?」

魔王「そうだ。どうやらこの件、お主達の協力なくては成就せぬようなのだ」

ガルドス「魔王様の為でしたら何なりと」

鏑「私達の任務は遺跡を守る事ですが、ここまで深入りしてしまったのです。こうなったら最後までお付き合いさせていただきます」

巽「よく言ったじゃねえか。俺も同じ意見だ。毒を食らわば皿までっていう言葉もあるしな」

侍「どれだけの力になれるかはわからぬが、拙者も助太刀させていただこう。メイド殿の頼みでもあるからな」

ニコラ「あたしはまぁどっちでもいいんだけど、面白そうだから賛成」

魔王「すまないな。心から感謝する」

鏑「魔王様、私からもお耳に入れておきたい事があります」

魔王「何かあったのか?」

鏑「大統領閣下より私達パーティに勅命が下っております。『遺跡を聖王国管轄下に置け』との事です」

魔王「やはりそう考えるか。大統領殿の考えも決して間違いではない。間違いではないのだが……」

巽「俺達もその件でちと揉めたんですよ」

鏑「お恥ずかしい」

魔王「何を言う。私と勇者と女など四六時中言い合いをしていたぞ」

女神官「……」アハハ

鏑「ですが、私達は魔王様と同じ意見を持つに至りました。騎士団には調査を続行すると伝えております」

魔王「ふむ、少しばかり急がねばならぬかもしれんな」

ニコラ「どういうこと?」

女神官「そういうことになりますね」

巽「……鏑、急いで戻ったほうがよさそうだぞ」

鏑「どういうことですか?」

女神官「私達だけであの遺跡を管理下に置く事は難しいと思いませんか?」

ガルドス「そんなにでかくはないけど、俺達だけだったらちっと手に余るとは思うが」

ニコラ「っていうことは……」

侍「……」コクリ

巽「騎士団本隊が動く」

鏑「今すぐ遺跡に向かいましょう。ニコラさん、魔族大賢者様に連絡をお願いします」

ニコラ「りょーかい。先に行くって伝えれば良いのね」

魔王「私も行こう。引継ぎは終わっているし、あとの細かい事務仕事は碧に任せればどうとでもなろう」

メイド「すぐにご用意をいたします」ムクリ シュッ

ニコラ「起きてたの? それとも起きたの?」

ガルドス「追求するな」

バタン!

メイド部下「魔王様、大統領閣下がおいでです!」

魔王「なんだと? 一体何の用で……」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
541Res/322.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice