過去ログ - 魔王「武器を下ろせ。お前と戦う気はない」その3
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28: ◆JbHnh76luM[sage saga]
2011/06/09(木) 01:59:48.80 ID:JKte4x/jo
― 巨像の間 ―


侍「これは……」

巽「問題ってのはこのことか」

ガルドス「おいおい、一斉にガン飛ばされてるぜ、オレ達」コエー

ニコラ「うわー、おっかない」コッチミンナ

鏑「巨像4体が動き始めている、ですか。にわかに信じ難かったですが、目の当たりにすると余計に信じ難い出来事ではありますね」

巽「3メートル級だけでも厄介なのに、まだ動いてない中央の5メートルは尚更だな」

ニコラ「魔王様の到着を待って上級魔法で吹き飛ばしてもらう?」

女神官「それは無理かと思います。こんな所で上級魔法を使ったら遺跡ごと崩れ落ちる可能性がありますね」

鏑「戦いを回避しつつあの通路に飛び込む事ができれば良いのですが」

ガルドス「ちょっと無理臭くねぇか? 通路を塞ぐように立ってる奴もいるぜ」

ニコラ「見たところ、剣で斬りつけたとしても大してダメージを与える事はできないんじゃない? 何つったって石造りだし」

ガルドス「そういや聞いた事があるけど、皇国のブシってのは岩すら切れるんじゃなかったか?」

女神官「侍様の刀と技量であれば可能だと思いますけど」

侍「できたとして3回が限度だな。それ以上は刀身がもたぬ」

鏑「報告では部屋の中に入った時から巨像が襲い掛かってくるようです」

ガルドス「オレが飛んで囮に……っても無理だな。3体もいりゃどれかが気づいちまう」

ニコラ「フルボッコにされちゃうわね」

鏑「これも試練の一部、ということでしょうか?」

巽「魔王様のか? とはいえこれは無理すぎんだろ」

ニコラ「どうする? 気合入れて全力ダッシュ?」

女神官「それは少し危険だと思います。巨像のどれかに踏み潰されてしまうのがオチじゃないでしょうか」

巽「そうだ。ニコラ、爆弾って作れないか?」

ガルドス「吹き飛ばすのかよ。豪快だな」

ニコラ「残念だけど専門外ね。簡単な花火程度なら作れなくはないけど、本格的に火薬を使った爆弾になるとからっきし。調合割合とかもわかんないし、何より材料もないわ」オテアゲ

鏑「どうしましょうか……」

ガルドス「動きを止める事ができりゃ良いんだがな、どっかにスイッチみたいなのないか?」

ニコラ「そんなのあったらもう見つけてるんじゃない?」

巽「仮にあるとしたらやっぱり未調査のあそこしかないだろうな」

鏑「通路の先、ですか」

ニコラ「とりあえず、一旦入り口まで戻ろうよ。いつこっちに襲い掛かってくるか心配で頭も回らないわ」

鏑「そうですね。一度引き上げましょう。魔王様も来られるはずですからお知恵を拝借してみましょうか」

巽「大統領さんと話し合いだろ? 時間かかるんじゃねぇか?」

ニコラ「そうかもしれないわね。やっぱりあたし達で考えるしかないんじゃない?」

鏑「わかりました。ひとまず戻りましょう」


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