過去ログ - 美琴「今日こそアイツに告白しよう」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga]
2011/05/30(月) 00:22:29.33 ID:SGsi91lV0
「今日こそアイツに告白しよう」
ある日の朝、とある少女はそう決心した。
少女の名は御坂美琴。『超電磁砲』の異名を持つ、『魔術サイド』の人間である。
彼女はもともと『学園都市』に在籍する『科学サイド』の人間だった。しかし、『魔術サイド』で今現在最も力のある宗派『イギリス清教』が「『学園都市』に『禁書目録』を置いているため、『科学サイド』のそれと同等の力を持つ人質をよこせ」的な要求をしたため、現在は『魔術サイド』に身を置いている。
そんな少女が前述したとおり、とある異性に告白することを決意した。その意中の相手とは立場の違い上、なかなか会うことはできていない。しかし、御坂は何かにつけて連絡をとりあい、お互いの都合のあう日ができるよう努力し、そしてついに会える日をつくった。約二ヵ月ぶりの再会である。
「思いを伝えるなら今日がチャンス。次はいつ会えるか分からない。だからこそ今日告白しよう」
御坂は再度決心する。今日という日のための努力を無駄にしないように。相手との関係を進展させるために。大切な人に自らの胸に秘める思いを伝えることを。
「私はアイツ、ビアージオ=ブゾーニに告白する!」
ゆるがない決意を胸に御坂美琴は処刑塔へと向かう。その少女の姿はどこまでも強く、可憐だった……。
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