過去ログ - 律「【眠りの家】って都市伝説知ってるか?」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/31(火) 22:29:28.96 ID:1c46Gqnoo
律「ふぅ、ギリギリセーフだったー」

梓「これを逃すともうバスないですからね。間に合ってよかったです」

澪「今日は十分遊んだんだから、別荘に戻ったら早速……」
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/31(火) 22:31:02.64 ID:1c46Gqnoo
澪「うぅ、ムギがあんなこと言うから」

紬「ごめんなさい。私怪談話や都市伝説に目がなくて」

澪「それのどこがいいんだよ。ただ怖いだけじゃないか」
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/31(火) 22:31:51.20 ID:1c46Gqnoo
律「今日は梓こないな」

紬「そうね」

律「……暇だな」
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/31(火) 22:33:20.87 ID:1c46Gqnoo
律「【眠りの家】の都市伝説ってさ。最後どうなっちゃうんだっけ?」

紬「夢を見ていた人が失踪しちゃうの」

律「最初は大きなお屋敷に迷い込む夢を見始める」
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/31(火) 22:34:54.90 ID:1c46Gqnoo
気がつくと、私はその屋敷の前にいた

空には灰色の雲が広がって、雪が降っている

ギィ──ギィ──
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/31(火) 22:36:36.68 ID:1c46Gqnoo
──バタン

私が中に入るのと同時に扉は閉じられた

屋敷の中は所々置かれている蝋燭で薄っすらと照らされている
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/31(火) 22:38:30.30 ID:1c46Gqnoo
ゆっくりと歩をすすめる

……思えば小さい頃からいつも一緒だった

歩くたびに、ギシリギシリと床が薄気味悪い音を立てる
以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/31(火) 22:41:41.61 ID:1c46Gqnoo
分かってた、分かってたよ

あの事故で改めて思い知らされた

律とだってずっと一緒にいられないこと、いつかくる別れのこと
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/31(火) 22:43:38.30 ID:1c46Gqnoo
ブルリと身を震わせた

窓の格子の向こうではしんしんと雪が降っている

ゆらゆら揺れる蝋燭の炎に照らされるのは、昔ながらの日本家屋の廊下
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/31(火) 22:44:35.13 ID:1c46Gqnoo
屋敷の中はまったくの無音だった

何もかもが死んでしまっているのだろう

音がない、という理由だけでどうして私はこんなにも怯えているのか
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/31(火) 22:45:39.13 ID:1c46Gqnoo
──カツーン

何かを打ち付けるような

──カツーン
以下略



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