過去ログ - 吉良吉影「『先生』として言わせてもらうぞ、上条君」
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945: ◆tyuVXY5AEU
2012/04/20(金) 00:52:31.63 ID:5snTvr1wo


「うおおおッ!?」


完全に『右手の取り方』に心奪われていた吉良に突然の『揺れ』は効いた
世界がゆらめき、顔から大地に激突する
すかさず上条は距離を取って離れた


「あんたは『吉良先生』じゃあねえよ『吉良吉影』
もう、あんたは『敵』だ、もうあんたに俺の心が動くことはない
どこかで思ってたさ、この人は記憶を失ったショックでこうなってるだけだと
錯乱してしまっているだけなんだってな
だが、それも違うようだぜ吉良吉影、あんたは『思いで』に未練』がないようだ
『思いで』の無い人間なんか『ゾンビ』と一緒だよ
『自分の為』だけに生きて『他人』を貪る『ゲス野郎』だぜッ!!」


「それの何が悪い?」


「何だと?」


「それの何が悪いと言ったんだよ
私はな、『平穏』に生きてみせるんだ
毎日を特に大きな事件も起こさずに過ごし、悩みだって作らない
その為なら私はどんな事だってしてみせる
その事の何が悪いというんだ?」


「ふざけんじゃあねえッ!!
じゃあ、自分の為の『殺人』が許されるっていうのか!?
そんな事許されるワケが……」


「そんなもの、知った事ではない
自分の人生だ、自分の『快楽』の為に生きて何が悪いというんだ?
驕るなよ『偽善者』が、貴様も他人である私の『邪魔』をしているじゃあないか
いいか、『正義』がいつも自分にあると思うな
私の中ではな、私の『サガ』こそが『正義』だ」


言葉を切ると、吉良は自分のネクタイを整える
髑髏模様のネクタイがうねる、まるで生きているようだ



「ふう………これだから『争い』は無駄なんだ無駄無駄……
後に残るは『ストレス』ぐらいだ……」


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