過去ログ - 吉良吉影「『先生』として言わせてもらうぞ、上条君」
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973: ◆tyuVXY5AEU
2012/05/09(水) 22:32:15.66 ID:ZWaAq8zqo
「さて……どうしたものかな」


「『どうしたものか』?貴方、気は確かですの?
出血こそ止まっているものの、貴方の肩には『穴』が空いていますのよ?
その穴から向こうの風景でも見えそうなほどのケガだというのに
貴方はこの状況を『打破』出来しようとでもおっしゃいますの?」


「私を見くびらないでもらいたいね
いいかいお嬢さん、『油断』というモノはとても恐ろしい
そう、ボクサーが序盤に食らったボディブローのようにジワジワと効いてくるモノでね……」


「ふん、私がボディブローを食らっているとおっしゃるのなら
貴方は既に『決定打』を何度も打ち込まれてグロッキー寸前といった所ですの
貴方にこれからできる事はただ一つ………」


ジャッジメントは言葉を区切ると腕章を握り、そして言う


「私の前に膝を屈する、ただのそれだけですの……よッ!!」


突如、ジャッジメントが私の眼前から消える
後に残るは、フラフラで、目の前の光景を認識できているのかどうかすら分からない上条だけだ


一体、ジャッジメントはどこへ………?



後ろから声がした


「お粗末な反応ですのね」


肩にポンと手をおかれた時はもう遅い
私の視界はグルリと反転し、地へ叩きつけられた


「………テレポートで私を………?」


「後頭部を強く打っていただけるように、上下逆さまで『落とさせて』いただきましたの」


私は右手で地面を握りしめ、ゆっくりと立ち上がる


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