過去ログ - 「私が欲しかった物ってなにかしらね」
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118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/10(日) 20:43:26.57 ID:1KsRPbZj0
「やはり気付かれてしまいましたか」

「なっ」

「どうされたのですか? 序列第四位の麦野沈利さんでよろしいですか?」

「お前は第三位?」

「いえそれは、お姉様の事でしょう。ミサカはクローンの一人ですよ」

「何でそんな奴がこんなとこにいるのよ」

「貴方に頼み事があって後をつけていました。とミサカは頭を下げます」

絶対能力者進化実験のために用意された第三位、御坂美琴のクローンは2000体にもおよぶ。
そのうちの5000体ほどは、量産型能力者実験から流用されたものだ。
この5000体には感情という情報が洗脳装置によって入力されており普通の人間とあまり変わらない感情を持つ。
そのうちの一体である00003号は自らの意思で、第四位の麦野沈利を探してこうして会っていた。

「で? アンタはその被験者の上条当麻を助けて欲しいと」

「はい、彼は強化された洗脳装置で上層部のいいように使われています」

「ふ〜ん。でもさ私も依頼されてるからね、500万で」

麦野さんの言葉を聴いて納得したとこがあった、急に実験の日程がずれたことや場所がずらされたのも理解できた。
やはり上層部は、この実験について一般人の介入を徹底的に排除したいらしい。

「それについてはギリギリですが何とか払えますよ。追加料金も含めて」

「…………」

「どうかされたんですか?」

「いやさ。そこまでしてどうして実験を止めたいのかなって思ったの」


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