過去ログ - ほむら「ごめんなさい,マミさん」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)
2011/05/31(火) 00:16:49.69 ID:T7zCsBzF0

リビングに入り,少し目を細める。ガラスのテーブルには数冊の紅茶の本と一冊のキャンパスノートが置かれ,
その脇にはティーセットが散乱していた。お気に入りのフォションの茶葉,それを計量する小さな木匙。可憐
な花柄で統一されたポットとカップとソーサー。少しだけ自慢げだった,ヴェネチアン・グラスのティースプ
ーン。

飲みさしの冷めた紅茶は,今も部屋を華やかな香りで満たしている。後輩の危機の一報を受けて,文字通り全
てを放り投げて飛び出したのだろう。ティースプーンの柄の先についていた妖精のガラス細工は,テーブルの
上で粉々に砕けてしまっていた。

強すぎる正義感がいつでもあなたの弱点だった。でも,私たちは,そんなあなたに憧れた。あなたのそんなと
ころが大好きだった。



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