過去ログ - 僕(隣の席の転校生がウザい。ウザい)
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34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2011/08/16(火) 06:42:12.15 ID:CodFmvsLo
 眩しい光で、僕の目は覚めた。

僕「こ……ここは……?」

雅「あっ、気が付きましたか?」

高宮「はあ……良かった」

僕(なぜ僕は二人を見上げているのか……? ん?)

僕「……落ち着け」

雅「はい?」

僕「状況を整理するんだっ!!」

高宮「だ、大丈夫?」

僕「辺りの風景は、僕の記憶が正しければ、『タコ足公園』の物。そして僕が腰かけているのはベンチ、そうだな?」

雅「は、はい」

僕「推測に過ぎないが、僕の頭があった位置は、雅の太ももの上、そうだな?」

高宮「そ、そうだけど……」

僕「これらの情報を統括すると……」

雅「すると……?」

僕「僕は公園で雅に膝枕してもらいながら、寝ていた! そうだな?」

雅「そうですけど?」

僕「……くっ、意味が分からん。何故に、ときめきをメモリアルしているんだ! 僕は!!」

雅「ときめきをメモリアルですぅ……」

高宮「や、照れながら、ときめきをメモリアルとか言われても、意味が分からないよ」

僕「どう言う事なんだ。どっきりじゃあるまいに」

高宮「えーと……映画の途中から、芝君ずっと放心状態で……」

 高宮の談に拠ると、声をかけても「あー」としか言わない僕を何とかここまで連れてきて、介抱していたとの事だ。
 道中、手を真っ直ぐ前に伸ばして、ぎこちなく歩く僕を雅が誘導する様は、キョンシーを操る女呪術師の様だとも。
 なんなんだ……それは。
 僕が話を聴いている最中、雅はうわ言の様に、「ときめきをメモリアル」を繰り返していた。
 こっちも……なんなんだよ……。


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