過去ログ - 僕(隣の席の転校生がウザい。ウザい)
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(北海道)
[saga]
2011/08/16(火) 06:42:12.15 ID:CodFmvsLo
眩しい光で、僕の目は覚めた。
僕「こ……ここは……?」
雅「あっ、気が付きましたか?」
高宮「はあ……良かった」
僕(なぜ僕は二人を見上げているのか……? ん?)
僕「……落ち着け」
雅「はい?」
僕「状況を整理するんだっ!!」
高宮「だ、大丈夫?」
僕「辺りの風景は、僕の記憶が正しければ、『タコ足公園』の物。そして僕が腰かけているのはベンチ、そうだな?」
雅「は、はい」
僕「推測に過ぎないが、僕の頭があった位置は、雅の太ももの上、そうだな?」
高宮「そ、そうだけど……」
僕「これらの情報を統括すると……」
雅「すると……?」
僕「僕は公園で雅に膝枕してもらいながら、寝ていた! そうだな?」
雅「そうですけど?」
僕「……くっ、意味が分からん。何故に、ときめきをメモリアルしているんだ! 僕は!!」
雅「ときめきをメモリアルですぅ……」
高宮「や、照れながら、ときめきをメモリアルとか言われても、意味が分からないよ」
僕「どう言う事なんだ。どっきりじゃあるまいに」
高宮「えーと……映画の途中から、芝君ずっと放心状態で……」
高宮の談に拠ると、声をかけても「あー」としか言わない僕を何とかここまで連れてきて、介抱していたとの事だ。
道中、手を真っ直ぐ前に伸ばして、ぎこちなく歩く僕を雅が誘導する様は、キョンシーを操る女呪術師の様だとも。
なんなんだ……それは。
僕が話を聴いている最中、雅はうわ言の様に、「ときめきをメモリアル」を繰り返していた。
こっちも……なんなんだよ……。
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