過去ログ - 僕(隣の席の転校生がウザい。ウザい)
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72:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga]
2011/12/21(水) 04:50:38.49 ID:YCNFmawxo



雅「猫さん、可哀想です……」

 学校へ向かう道すがら、昨夜の出来事をかいつまんで雅に話した。

僕「だから早く見つけてあげたいんだけどな……」

雅「芝さんは、動物が好きなんですか?」

僕「そうでもないぞ? 奴ら、気に入らない事があると噛むからな……ああ、ピロは別だけど」

 雅は何も答えずに、にこにこ顔を僕に向けた。

僕「なんだ?」

雅「いーえー? でも、羨ましいです。雅のお父さんは動物を飼う事に猛反対なんです」

僕「……分かる気がする」

雅「ええ!? 雅はお世話しなさそうに見えますか? それとも、高い高いを失敗して落っことしそうだからですか!?」

僕「まあ、そんな所だ」

 隣同士の席に座して、雅の抗議を受け流していると、高宮が教室に入って来た。
 雅が高宮に走り寄る。
 動物の話をしていたからか、その姿が小動物的に思えて、声を出さずに小さく笑った。

雅「高宮さん! おはようございます! でも今は挨拶どころじゃないんです! 芝さんが酷いんですー!!」

高宮「……どうしたの?」

雅「高宮さんこそ、どうしたんですか?」

 高宮が首をかしげる。僕も同じだった。
 
雅「い、いえ! 何でもないですよ! えへへ……」

 先と同じ動きで僕の隣りに戻る雅。
 
僕「どうしたんだ? いや、待て……」

 雅の考えを読める様になれば、この先に控える心理戦においては最強の戦士になれるかも知れない。
 しばらく考えてみたが、そもそも心理戦の予定は無い上に、雅は特殊だと気付き、素直に聴き直した。

僕「どうしたんだ?」

雅「高宮さん、元気が無い様に見えたので……」



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