5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/01(水) 01:26:16.00 ID:ydR66aqvo
獣は踵を返した私に追いつき、肩に登ってきた。
柔らかな毛が首筋を撫ぜ、悪寒が走る。
思わず、平手で振り払った。
肩から軽い重さが消え、獣が地面に落ちる。
しかし、獣は構わず言の葉を紡ぎ続けた。
キュゥべえ「僕の名前はキュゥべえ、ミダス銀行の銀行員さ!」
ほむら「銀行…?」
意外な言葉に足が止まる。
いや、意外や意外、大意外。
てっきりまた魔法少女になってほしいなんて言い出すかと思ったら、
この獣、いやに現実的な言葉を吐く。
キュゥべえ「君には僕と契約して、アントレになって欲しいんだ!」
獣は、やけに饒舌に、まるでなにかの勧誘員でもあるかのような口ぶりで、
面白可笑しい冗談でも語るように続けた。
ほむら「あ、あん…?何?」
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