884:ジム[sage]
2013/03/05(火) 23:53:49.26 ID:GimDb1fY0
今回顧客から届いた依頼は、強靭な肉体を持ったポケモンを捉え、引き渡すまでに淫乱に調教しろととの依頼であった。
ならばと、方々手をつくして聖剣士をどうにかテラキオンともう1体を捕獲し、そのうちの1体テラキオンが目覚めたようだ。
まわしていたカメラでそれを確認した調教師は、早速以って調教に向かうために廊下に出る。
「おや、やはり人間か」
足に鎖がついたまま、檻に対して体当たりを仕掛けていたテラキオンは、数回体当たりをしてびくともしない事を確認すると、早々に脱出を諦め休む体制に入っていた。
「……お目覚めの気分はどうだ?」
起きた事を確認して折まで向かう途中で諦めるとは、やる気が無いのかそれとも潔いのか。今まで伝説と呼ばれたポケモンも何回か扱ってきたが、こんな反応を見せるのは、調教師にとっては初めてであった。
「うむ、悪くはないが、少し閉塞感があるな。もう少し広いところはないのか?」
そして、殺気立つどころか、余裕ぶってこちらに話しかけているあたも、今までの反応とは違う。
「すまんな。奴隷にはその檻でも過ぎた代物だ」
「残念だ。今の私は奴隷なのか」
軽く、人格を否定する言葉を吐いたつもりだが、やはりまったく動じなかった。事前の報告で人間との会話が可能な事は知っていたが、妙に会話にも慣れているあたり、人間との交流の経験があった事をうかがわせる。
「ところで、隣にいる仲間は……どうした。何故呼びかけても何も答えない」
ここで初めて、テラキオンは殺気のような物をたぎらせる。
「においで分かったのか? お前と同じでただ眠っているだけだ。体重の差でお前の薬が早く分解されただけだろう」
「ふむ……」
だがそれも、仲間の無事を確認すると、徐々に薄れていった。
「なるほど、分かった」
休んだ姿勢のまま首を上げていたテラキオンは、そう言ってまた眠りに付くような体勢を取る。
「待て、寝るな!」
「何故だ? 寝るなというなら寝たくないような広い場所を用意しろ」
「お前、自分の立場をわかっていないのか?」
「説明されねば分かるわけもあるまい。間違っているか?」
「……減らず口を」
「増やしているのはお前だろう?」
調教師はムキになって反論しそうになったが、このままでは相手のペースに載せられると判断し、深呼吸して口を噤む。
「そうだったな。これはすまない」
一度落ち着いた調教師は、そう言って自分にペースを戻さんとする。
「そうだ、きちんと順を追って説明しろ、人間よ」
「そうする。だがまぁ、お前へ説明することはただ一つだ。我らのために淫乱な肉奴隷となって欲しい」
「断る」
「だろうな」
ようやく、今までどおりらしい展開になったかと、調教師は安堵してテラキオンを見る。
「まぁ、待っていろ」
そう言って、調教師は未だに目覚めていないもう一体の元に向かう。
それもまた、逞しい体をした聖剣士であった。テラキオンには及ぶべくもないが、引き締まった筋肉は一切の無駄がない。
好みによるところもあるだろうが、カイリキーやローブシンのように膨れ上がったような印象も感じさせない。
細マッチョという言葉が、四足の獣でありながらよく似合う体躯をしている。
こちらの方の鎖をリモコンで引っ張り、地面に固定ささて動けないようにすると、調教師はその首元におもむろに薬を突き刺した。
そして、調教師は目覚める前に檻を出て、リモコンでテラキオンと仲間の間にある壁の仕切りをはずす。
鎖でつながれた仲間の姿があらわになるが、テラキオンは仲間を一瞥するだけで、無言で調教師から目を離さずにいる
一つ後(暫定で >>885 先に書き込まれてたら繰上げ」) に仲間の種族と性別をお願いします。
あと、IDがあれなのでジムと名乗ります
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