908:ジム[sage]
2013/03/10(日) 18:54:06.95 ID:8XrrBa5B0
「そうだ、喉は渇いていないか? これを飲むといい」
2体には、ペレットは与えていたが、水はあまり与えていない。当然、喉も渇いていることだろう。
調教師は台車で持って来たポリタンクの水を桶になみなみと注ぎ、それぞれに差し出す。
2体はまた何か薬を盛られているのだろうなとながら、仕方ないかとそれを飲み始めた。
「で、今度は何をさせるつもりだ?」
桶の水を飲み終えたところで、テラキオンが問う。
「次は私のポケモン達と遊んでもらう」
桶を片付けつつ調教師が告げる。
「どんな遊びだ? 出来れば鬼ごっこでもしたいのだがな」
「私はかくれんぼでもしたい」
テラキオンとコバルオンは聞こえよがしに鎖をじゃらんと慣らし、不満を述べる。
「悪いな、その鎖をはずしてやるにはまだ危険すぎる」
そう言いながら、調教師は自身のボールからポケモンを繰り出す。コバルオンの方にはバンギラス、テラキオンのほうにはカメックス。
どちらも雄であるそいつらを一目見て、二人はおかしいと感じる。
「こいつら……発情期か?」
「みたいだな」
コバルオンとテラキオンは、繰り出されたポケモンの血走った眼を見て、露骨に嫌そうな顔をした。
「正確には、私達の薬で似たような状態に仕立て上げただけだがな」
「またそれか」
「好きだなお前らは」
テラキオンとコバルオン2人で好き勝手に調教師に言う。流石に息が合っている。
「だが、こいつらはお前らと違ってその状態に慣れてしまった者だ。もう、発情期じゃない状態なんて考えられないような状態だよ」
そんな事を言っている間にも、双方共に繰り出されたポケモンに抱きつかれている。
「まったく……」
ため息混じりにコバルオンは毒づき、続ける。
「おい。暴れないから鎖を長くしてくれ」
「む? まぁ、構わんか」
そのコバルオンの行動に少々疑問を覚えつつも、調教師は問題ないだろうとその鎖を長くする。
一方、テラキオンの方は、カメックスがまだコバルオンの直腸に突っ込んだあと洗っていないペニスを、自身が吹き出した水で洗っている。
最初にこれをやってもらえた事で、テラキオンの方は満更でもないが、これだけではすまないのだろうと言うことはなんとなく分かる。
と、思った矢先に案の定である。洗っていた手つきはそのままどんどんといやらしい手つきに変わる。
触られているうちに否応無しに肥大化していくペニスに、絡みつく手の動きは止まない。
テラキオンはそれを、なんてことが無いようにすまし顔でいるのだが、生理現象まではどうあがいても止められない。
張り詰め怒張したペニスからは、あっけなく精液が流れ出していった。
「相変わらず速いな、お前」
「ゆっくりやってなぞいられるか」
調教師からのやっかみを、下らないとばかりにテラキオンは受け流す。カメックスはテラキオンの射精に満足げだが、その程度ではまだ終わらない。
「ぬぅ……」
そのままカメックスはテラキオンの後ろに回り、後ろの穴に舌を這わせ、ほぐし始める。先程コバルオンに対し自分がやった行為もあって、そこから何をされるかは容易にわかった。
コバルオンの方は、驚いた事にバンギラスと口付けを交わしていた。
「ずいぶんと積極的だな」
「早く終わらせたいんだ」
そう言って、コバルオンはバンギラスの体を舐め、相手が自分から昂ぶるのを待たずに性的興奮を募らせていく。
ただ、彼女自身早く終わらせたいといった割には、早いところ犯して射精したいと思っているバンギラスの思惑を無視して焦らしに入っている。
バンギラスが後ろに回ろうとすれば軽く後ろ足で蹴り飛ばし、正面に立たされる。
逸る気持ちを抑え切れないバンギラスは貧乏ゆすりまでする始末だが、コバルオン相手には頭が上がらないのか、それに従うしかないようだ。
これを見ている調教師としては、コバルオンを地面に縫い付けてやろうかとも思ったが、今回は取り合えず経過を見守ってみる事にした。
バンギラスの我慢も限界近くなったところで、コバルオンは彼の腹を舐めていた口を、そっと怒張したペニスにあてがう。
散々焦らしていただけあって、コバルオンの大きな舌と臼歯の攻めに、バンギラスはあっけなく散ってしまう。
射精後の痙攣が終わるまでコバルオンはペニスをくわえ、その精液をほとんど吐き出しては、彼の腹を撫でて一言。
「どうした? もう終わりか?」
挑発的な視線でバンギラスに語り掛ける。
淫乱、ではないのだろう。恐らくはそういう演技も出来るというだけで。ふと、下半身を見ていると、忘れたころに尿意がやって来ているようである。
水に混ぜておいた利尿剤が効いているのか、バンギラスの処理をしているあいだもしきりに尿意を気にしていたようだ。
「まぁ、いい……少々待っていろ」
いかに精力旺盛に調整したバンギラスといえど、射精してすぐに次は出来ない。そのインターバルの間に、コバルオンは排水溝の方へ近付き……
用を足していた。全然堪えていないじゃないか。
「ん、どうした?」
利尿剤で恥らいでも感じてもらおうとしていたところにこれで、意気消沈していた調教師にコバルオンが語り掛ける。
「なんでもない」
調教師は虚勢を張った。
諦めてテラキオンのほうを覗いてみると、こちらはなかなか面白い。十分にほぐされた後に座らされ、肛門にペニスを突っ込まれたテラキオンはその攻めにあえぐでもなく、歯を食いしばっている。
苦しさ交じりではあるものの、その表情の中には僅かに快感が見え隠れしている。
その気になればカメックスを蹴り飛ばすことなど容易だろうに、そうしないあたりは最低限の立場をわきまえているといったところか。
「どうした、気持ちいいのか?」
「……そんなことはない」
調教師としては、今回のこれが初めてテラキオンに嘘を付かれたような気がした。
男と交尾の真似事をして快感を得るなどまだテラキオンも認めたくない段階なのだろう。
だけれど、次第に嫌でも意識せざるを得ない状況にさせてやる。その状態でも嘘をつき続けるなら、その時こそつけ込んでやると、調教師は考えた。
やがて、カメックスが射精を終えると、テラキオンもまた一切の恥じらいも無しに排水溝に向かって尿を流した。そして極めつけに……
「すまない、流しておいてくれないか?」
カメックスに対してこれである。
「流してやれ」
調教師はため息をつきつつ、カメックスにそう命令した。
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