528:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/19(金) 03:41:31.09 ID:oSMg4VLmo
イン「……どういう事?」
冥土帰し「人間は危険な状態に陥ると無意識に身体が様々な動きをみせる、というのは良くある事だね?
例えば体温調節のために汗を出したり、菌を殺すために熱を出したりと実に器用に動く」
美琴「それが何か関係でも?」
冥土帰し「話を聞く限りでは彼の説教に対する執念は異常だった、不自然とも言える。そこから何か見えるんじゃないかな?」
イン「確かにとうまはおかしかったけど……」
冥土帰し「要は、説教というものを通して何かを伝えたかったのではないか、と僕は思うだけどね?」
美琴「説教を通して、ですか……」
冥土帰し「僕は実際に彼のその言葉を聞いた訳では無いから確かな事は言えない。
でも、理由なしの行動とは僕には思えないのだけどどうだろう?」
イン「自分の苦しみを伝えるために……でも、それならどうしてとうまは私に説教しなかったの?
私はとうまの近くに居た……だから、私に言えば何か分かってあげられたかもしれない……」
冥土帰し「……それは僕が答えられる事では無い。ただ、彼には彼なりの事情があるんじゃないかな?」
美琴(……もしかしたら、この子は記憶喪失の事を知らない? アイツの言い方からすると、ほとんどの人は知らずに……)
イン「何を考えていたのかは分からない、それでも……私には言って欲しかったかも」
美琴「……頼られたかった、って思ってるのはアンタだけじゃないけどね」
イン「……そうだね。早く目を覚ましてよ、とうま――――」
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