過去ログ - 鈴「あっづー……」セシリア「な、何ですのコレは……」
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721:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2011/08/18(木) 23:40:58.15 ID:tJ/GqQkH0



「何もねーよ、箒。シャル。俺がセシリアをこうしてることに、何もおかしなことなんかねぇんだ」

「え、ちょっと……い、一夏さん!?」「一夏……」「い、いち……か……」「……ふぅ」「ちょ、アンタまさか……」

 一夏の言葉にセシリアは一夏が何を言い出すのかと狼狽えつつも、僅かな期待を持ってその横顔を見つめる。その表情を見て、各人の顔色が変わる。或いは諦めにも似た色を見せるラウラ。普段の素直さ、穏やかさにはない、絶望にも似た色を見せるシャルロット。睫を伏せ、全てを受け止めようとする箒、呆れたように半笑いを浮かべる鈴。



「――俺は、織斑一夏は、セシリア・オルコットが好きだ。愛してる!!  ――……個人として、男として、心から、そう思ってる」



 既に朝のエマージェンシーにコールのかからなかった生徒達も寮から登校し始めているのだろう、そんな朝の学園の話し声さえ遠くに聞こえる程、うみねこが鳴く声さえ聞こえる程に、周囲が静まり返った。

 一夏は白式を解除し、顔を真っ赤に染め上げ瞬きする事さえ忘れたセシリアに一度視線をやると、僅かに頬を朱に染めてセシリアを抱えたままピット内へ向け歩き出す。入り口をふさいでいた整備科生徒達の人の群れが二人の進む先だけ綺麗に割れた。






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