過去ログ - 魔法少女マミ☆マギカ -SS速報VIP

過去ログ - 魔法少女マミ☆マギカ

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38:萌え豚。
2011/06/03(金) 08:16:58.14 ID:IEHEcHEA0
「用事が終わったのであれば、少し席を外して頂けませんか？」

　急に言葉を開くマリエ。マミが返事を返す前に、さとみが口を開く。

「おいおい、ほっとけるかよ。」

以下略

39:萌え豚。
2011/06/03(金) 08:17:53.16 ID:IEHEcHEA0
　さとみに連れられ、二人は時間潰しのためにファミレスに入る。さとみは食べる気マンマンのようだが、マミはさとみが注文係を呼び出す前に話し出した。

「もしも・・・」

「もしも私に力があったら・・・」

以下略

40:萌え豚。
2011/06/03(金) 08:19:15.93 ID:IEHEcHEA0
　翌日、マリエは見滝原に帰っていた。別れの挨拶すら告げられる事なく、
また告げる事も出来ず、帰ってしまっていた。叔母にもそのように話し、
吉野さんの事は話さずにおいた。もっとも、新聞などに載ってしまえばすぐに分かる事だったのだが。

　とはいえ、自分は真実を知っている。吉野さんとの会話を忘れないよう、

以下略

41:萌え豚。
2011/06/03(金) 08:22:05.75 ID:IEHEcHEA0
「・・・見滝原には、マリエさんしか居ないかもしれない。」

「・・・決まったな。」

「え？」

以下略

42:萌え豚。
2011/06/03(金) 08:23:04.35 ID:IEHEcHEA0
　さとみのほうはというと、魔翌力の助けを借りる事もなく、
すぱっと出てこれたようだ。学校など色々問題はあるのだろうけれど、
普段からプラプラしていたさとみが何日か家を空けたところで、
父親はあまり気にしていなかった。もっとも、今回は「何日か」で済む保障はないのだが。

以下略

43:萌え豚。
2011/06/03(金) 08:23:57.34 ID:IEHEcHEA0
　メールの返事は、とうとう見滝原に到着するまでなかった。
少し肩を落としつつ、駅を出て二人で歩く。

「マミー、どこ行くの？」

以下略

44:萌え豚。
2011/06/03(金) 08:24:48.02 ID:IEHEcHEA0
　久しぶりの我が家。鍵を差込み、開ける。電気を点けると、
さすがにしばらく誰も入っていなかったため、埃がたまっているのが分かった。

「ここが我らの愛の巣・・・！」

以下略

45:萌え豚。
2011/06/03(金) 08:26:15.79 ID:IEHEcHEA0
　そんな会話をした後、私達は近所のスーパーへ向かう。
日用品、食料品、おやつ・・・そんな物を買えるだけ買って、家に戻る。
幸いな事に、お金はさとみが出してくれた。後から聞けば、
空手教室からちょろまかしてきたって・・・ごめんなさい、師範。
　

以下略

46:萌え豚。
2011/06/03(金) 08:27:26.02 ID:IEHEcHEA0
　マミが頷くと、さとみは空間に手刀を振る。その空間がすっぱり切れ落ち、
中から「あの」景色が見えた。忘れられない景色。

　二人はその中へ、おそるおそる入っていった。

以下略

47:萌え豚。
2011/06/03(金) 08:28:38.62 ID:IEHEcHEA0
　さとみの足元に何かが見える。無数の、小さな魚のようなもの。
それは少しずつさとみの周りを囲いだし、足から這い上がってきた。

「げ、なんだこれ。離れろ！」

以下略

48:萌え豚。
2011/06/03(金) 08:29:32.33 ID:IEHEcHEA0
　しかし、さとみの足にまとわりつく魚は一向に消えない。これはどうしたことか。

「なんで・・！」

「クソ、なんでこいつら消えねーんだよ！」

以下略

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