191: ◆5yGS6snSLSFg[saga]
2011/06/07(火) 19:20:37.51 ID:kUN63PsFo
「あぶねえ! なんか色々紙一重だ!」
というか安価の前後も結構鬼畜じぇねえか!?
そういうのはせめて恋人同士になってからにしてくれ!
あやせと麻奈実に電話をし、うちに来てくれるように頼む。
麻奈実は当然、二つ返事で「いいよ」と言ってくれた。ついでに昼飯も作ってくれることになった。
あやせの方は、「麻奈実が昼飯作ってくれるから来ないか?」と言ったら、「それでなんで私を呼ぶんです?と」疑問に思いながらも一応了承してくれた。
「さて、これで下準備はととのったわけだが。俺、AVなんて持ってないんだよね」
秘蔵のコレクションは全部本だし、桐乃から借りてるエロゲはAVとは言えないし。
だが、安価は絶対だ。ないものは調達すればいいだけの話。
俺は麻奈実とあやせが来るまでの待ち時間を活用してレンタルビデオ屋へと走ったのだった。
「お待たせ〜」
俺とあやせが食卓で待っていると、調理を終えた麻奈実が料理を運んできてくれた。
当初はあやせも手伝うと言っていたのだが、麻奈実が「いいよ〜、あやせちゃんは座ってて」と言って聞かなかったので結局あやせが折れる形となった。
あと、当然ながら両親と桐乃は不在だ。ご都合主義だとかいう突っ込みはなしだぞ。
「「「いただきます」」」
俺と麻奈実とあやせと揃って食べ始める。
「うん。相変わらず美味いな」
「えへへ。ありがとう、きょうちゃん」
「礼を言うのはこっちだよ。わざわざありがとな」
「ううん。気にしないで〜」
いつものホッとする味。
こういうのをお袋の味って言うんだろうなあ。
ちなみに、前回の反省を活かしてか、今回のメニューは野菜中心のヘルシーなメニューとなっていた。
これならモデル業を営むあやせでも安心して食べられるだろう。
「ほんとおいしいですよ。お姉さん」
「そう? あやせちゃんもありがと」
あやせにも褒めてもらった麻奈実は、にへら〜、と微笑みを浮かべている。
特別かわいいわけじゃないが、見てて飽きないというか、いつまでも見ていられる笑顔だ。
さて、そろそろ安価を実行するのにふさわしい頃合いかな?
「黙々と食うのもあれだし、テレビでも点けるか」
もっとも、我が家ではテレビも点けずに黙々と食うのが恒例となっているんだけどね。
おもむろにリモコンを手に取り、先に“再生ボタン”を押す。
続いて、テレビの電源をONにすると――
<オ、オニイチャン! ダメダッテ! ワタシタチ、キョウダイナンダヨ!?
再生されるAV。
固まる麻奈実。
飲んでいた味噌汁を吹くあやせ。
その味噌汁を真正面から浴びる俺。
「あっちい!」
「きょ、きょうちゃん大丈夫!?」
「お、お兄さん! なんてもの見せてくれるんですか!?」
「ま、待て! 今はそれよりタオルと氷をくれ!」
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