25: ◆5yGS6snSLSFg[sage]
2011/06/04(土) 14:55:14.05 ID:QB0KEUsGo
安価は絶対という鉄の掟により、俺の思考回路は完全にぶっ壊れているが気にしてはいけない。
これからのことを思うと良心の呵責で死んでしまいそうだが、安価は絶対なのだから仕方がないんだ。
「じゃあ、その公園にでも行くか」
「それは構わないけれど……あなた、一体何をしにきたの?」
「まぁ……その…………なんだ。ナニをしにきたんだ」
「?」
字面を見れば鋭い奴なら気付いちゃうんだろうけど、会話の中でこの言い方をしても気付く奴はいるまい。
「ここで遊んでいるはずよ」
黒猫に連れられ、近所の公園へと辿り着いた。
そこは申し訳程度の遊具がいくつかと、狭い砂場があるだけの小さな公園だった。
そしてその砂場では、小さな女の子が二人砂の城を作っているのが見えた。
黒猫が声をかけると、その小さな女子二人はこちらに気付いたようで、ととと……と、こちらへ駆け寄ってくる。
「よし! 今ならいける!」
そう叫びながら黒猫の尻を力一杯揉みしだいた所で――
「にゃああああああああああ!」
大声を上げる黒猫。
その黒猫の叫び声を聞いてどこからともなく颯爽と現れる親父。
殺意の波動を纏った親父に締め落とされる俺。
薄れ行く意識の中で俺は見た。ドン引きする珠希ちゃんと、不思議そうな顔で俺を見つめる日向ちゃんを。
夏休み一日目、昼パート。安価失敗
※安価対象に、珠希ちゃんと日向ちゃんが追加されました!
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