106: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/15(水) 01:33:40.34 ID:ijf6YF/Zo
そうやって優しい言葉をくれるけれど、わたしはどうしてもそれを受け入れられない。
気付けば、目元に熱いものが滲んで。
「こんなのって、ない、です。
あんまりです、関係ないのに、わたしなんかのために」
「…………ふう、しょうがないわね、ちゃんと話さないとダメかしら。
あとで私の家に行きましょう、お菓子くらいなら出してあげるわ」
その一声と同時に結界が弾け飛ぶ。
月明かりが差し込み、元の世界が戻ってくる。
「はいよ一丁あがり」
「お疲れ様、暁美さん、佐倉さん。
今から私の家にこの子を連れて行きたいのだけど、いいかしら」
「ん? まああたしはかまわねーけど」
「……問題ないわ。 まどかをよろしく頼む」
「何言ってるの、あなたも来るのよ」
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