133: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/17(金) 22:21:08.31 ID:YSdw+2iGo
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「ただいま、パパ」
「おかえり、まどか」
ほむらちゃんたちに送られ、家に帰り着く。
本来ならここは安心するところなのだけれど。
わたしにとってこの帰宅は、魔物と同じくらいには問題だった。
つまるところ。
中学生がしばしばこんな時間に帰ってくることは、親にとって立派な問題足りうるということ。
「今日も遅かったね」
「うん、ちょっと、先輩にお呼ばれしちゃって」
「そうか」
優しい口調が逆につらい。
心配をかけているのが、心苦しい。
何も言えないことも。
そんなわたしの悩みを、知ってか知らずか。
子を心配する親の当然の努めとして、パパはわたしに疑問を投げ掛ける。
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