157: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/18(土) 22:35:04.22 ID:XBY08Lq5o
「なら、時間停止は補助に使う。 私は牽制と緊急回避のため遊撃に徹する。
急に視界が変わっても、驚かずその場の状況に上手く対処して欲しい」
「……ええ。 よく心に留めておくわ」
「まずは隙を作り出す。
巨体で動きも素早く、あまり楽には行かないけれど、一度深手を負わせれば一気に畳み掛けられる」
「了解、その役は私が適任かしらね」
「ただし気を付けて。 一瞬の油断が命取りになることだけは忘れないで」
「おい、そろそろ来るよ」
交わすべき言葉は交わした、あとは全力を尽くすのみ。
グリーフシードが砕け、シャルロッテが具現する。
そのぬいぐるみのような姿は、冬虫夏草のように表面から生える魔獣によって台無しにされていた。
思わず目を覆いたくなるが、これは敵。情けを掛けている暇はない。
「準備はいい? 行くわよ」
返答を目で確認すると、構えた銃から散弾を放ち、その姿を強かに打つ。
打って、
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