23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/06/05(日) 23:36:30.17 ID:Svq2uLgno
「それから……みんなのこと」
幸いにして、佐倉杏子と巴マミには既に接触できた。
明日、巴マミと話ができるとして、残りの3人とはどうすべきか。
佐倉杏子には、協力を取り付けなければならない。
どのような規模で魔物が広がっているのかは分からないけれど、数によっては手に余ってしまう。
どちらにせよワルプルギスの夜を迎える際には、彼女の力は不可欠となるのだし。
ただ、彼女は一人でいた方が生存確率は高くなる。
危険を背負わせてしまうことになるし、ゆっくりと話すべきだろう。
美樹さやかについては、何よりも契約を阻止すること。
魔法少女としての彼女は、魔女と戦っては魔女化するわ、魔獣と戦っては相討ちするわで、どうしようもない。
一般人のまま日々を送らせ、問題を解決してやらないと、彼女の平穏はない。
この状況下、彼女を戦力として頼ることができたなら、それは助かるかもしれないのだが。
あまりに危険が高すぎた。
そして、まどか。
今の彼女はただの一般人だけれども。
一度神の立場を得てしまった代償は、計り知れなく大きいのかもしれない。
彼女の突発的な契約は阻止しなければならないが、心から彼女がそれを願った場合、私はどう動けばいいのか。
分からないことが多すぎるが、キュゥべえを妨害することも含め、影ながら護衛するくらいしか出来る事はないだろう。
新しいことが分かれば、それを元にまた考え直せばいい。
そこまで考えた所で、とりあえず思考は一段落した。
頭の痛みにまた襲われ、自分が疲労しているという事実にようやく気が付く。
ぼふり。
ベッドに沈み込む感触が、なんとも嬉しい。
明日は巴マミと話ができる。
本当に久し振りに、安らぎを感じながら、心地よい安息へと落ちていった。
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