242: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/19(日) 17:57:24.46 ID:hAzv6ppPo
「――――魔法少女の末路は、そういうことなのね」
「ああ、その通りさ」
「てめえ、よくも騙しやがったな…………!」
怒りは収まらない。
お前さえいなければ、さやかはあんな目には、遭う事もなかったのに。
お前さえいなければ。
「誤解しないで欲しい、彼女はそのことを知っていたよ」
「なっ」
「全てを覚悟した上で、彼女は僕に契約を頼んだ。
君達に全てを話さなかったのは確かだが、彼女についてはそうではない」
「佐倉さん、おしゃべりはそのくらいにして!」
横向きに力を受ける。
ろくな受身もとれず吹き飛ばされ、数秒前にいた空間を巨大な剣が裂いていく。
その形は、とても見覚えのあるもの。
「何を話すのも後。 今は目の前の状況に対処を!」
ほむらがあたしを抱え、飛んでいたと気付くのはそれから。
確かに何を話すにしても、この場を切り抜けなければ仕方がない。
だけど。
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