257: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/19(日) 18:11:14.01 ID:hAzv6ppPo
先に進む度、光線の密度は高くなっていく。
それは線ではなく、面ですらなく、立体。
かつて私の身体を焼いたような。
「ここが限界ね……!」
「すまねえ、頼んだ!」
二人から声の後押しを貰い、前に進む。
行く手を塞いでいた魔獣は、銃と槍の連撃を受け塵と消えた。
ここからは私一人の戦いとなる。
でも、彼女達から受けた言葉があるから、決して独りではない。
そう心に刻む私に、尚も声が掛かる。
かつて聞いて、そして今、何よりも欲しかった言葉が。
「ほむらちゃん!」
「がんばってぇえええ!!!!」
彼女らしくもなく、大口を開けて、声を張り上げて。
勇気をくれた。
「ついに会えたわね、ワルプルギスの夜」
光の弾幕を抜けて、ぽっかりと空いた空間に浮かぶ舞台装置の魔女に宣戦布告する。
ケリをつけよう。
全ての運命と、全ての因果に。
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