300: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/23(木) 23:48:40.37 ID:Cg05IDA/o
「温泉に行きましょう」
「嫌です!」
即答で返す。
だって温泉に行くと、イヤでもそこを意識してしまうから。
わたしになくて、マミさんにある二つの兵器を。
「えーいいじゃん、温泉行きたいよ温泉ー」
「私も時間の都合が取れたら、行ってみたいですわ」
さやかちゃんと仁美ちゃんも加勢する。
それなら、仲間であるはずの二人はどうか。
「おーいいなあ、うまいもんあるんだろ温泉って」
「あ、わたしも……行ってみたいです」
逃げ場はなくなった。
それどころか。
「わたし、体弱くてあまり外出できなかったから、行ったことなくて」
「それなら是非とも連れて行ってあげたいわね、いいところよ温泉って」
これでも断るの?という視線。
一緒に行こうよ、という視線。
断れるはずもない。
「ううぅぅう…………分かりました、行きましょう」
やったあ、というハイタッチが交わされる。
その中にほむらちゃんも混じっていて、ちょっと複雑な気分になった。
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