78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/06/13(月) 00:39:45.42 ID:A4OzF5fSo
時は夕暮れ。
所在は巴家。
三人がかりで、魔女と魔獣についての説明を二人に済ませる。
「……説明は以上よ。 この街は今、異常なまでに魔物の数が増えてしまっている」
「あたしも、本当は別の場所に縄張りがあるんだけどな。
この街の状況があまりにもおかしくなってるってんで、こいつに呼ばれた」
「その原因が……わたし、だって、言うんですか」
「そんな、そんな出来の悪いファンタジー映画みたいな……」
「君に莫大な才能があるのは、紛れもない事実さ」
「……ええ、そして魔獣についても同様。
でも、それはあなたのせいじゃないから、罪悪感を覚える必要はない」
「でも、だって、そんな、
わたしのせいで、死んじゃう人が」
「出ないように私たちが動いているのよ。
そもそもあなたに引き寄せられるように魔物が出現するお陰で、逆に捉えやすくはなっているし」
「まあおかげさまで、グリーフシードをかなり集められるようになったからな。
今のところ不都合は出てないよ」
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