84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga sage]
2011/06/13(月) 00:46:12.43 ID:A4OzF5fSo
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そんなあたしの方針は、思いもがけない形で叶えられる。
「話がある」
「……うん、いいよ、あたしも聞きたいことあったんだ」
翌日。
学校で、転校生(赤)に呼び出しを食らった。
聞きに行く候補ナンバーツーくらいだったから、ちょうどいいといえばちょうどいいのだけれど。
「屋上があるんだっけ、案内してくれる?」
「はいよ」
廊下を先導して歩きながら、この子のことを考える。
何を願って魔法少女になったんだろうか。
その結果として何を得たのだろうか。
戦うことは怖くないのだろうか。
どこまで答えを貰えるかは分からないけれど、とにかく聞いてみよう。
屋上への階段を上りきり、扉を開く。
ざあっと、涼しい風があたしたちを出迎えてくれた。
「へえ、結構いい場所じゃん」
「あたしのお気に入りなんだよ。 まどかとよくここでお弁当食べてる」
「ああ、そうか。 今度食べにきてもいいかもな」
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