過去ログ - QB「魔法少女の軍事利用だって?」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/06/06(月) 01:30:11.20 ID:12Scx6eE0
 視線を落として妹を見ようとしたら、彼女に乗っている瓦礫の上に、
動物が乗っていた。それは、これまで私が見た事のない動物であった。

「苦しそうだね。でももう大丈夫!僕は君が願う望みを、
何だってかなえる事ができる。」

「え?」

 驚いた。動物は、私に言葉を語りかけてきていた。

「どんな願いでもかなうんだ!だから、僕と契約して、
魔法少女になってよ!」

 神様なのだろうか。それとも、悪魔の使いなのだろうか。
さらに視線をすぐ下におろすし、瓦礫の下の妹に目をやると、
彼女は苦しそうに目を開けた。

「ナイマ・・・痛いよ・・・」

「悪魔から、この子を守りたい!」

 神であろうが悪魔であろうが、どちらでもいい。

 考える事もなく、私は口に出していた。

「契約成立だね。さあ、解き放ってごらん。君の願いを!」

 

 これが、今も鮮明に思い出せるあの忌まわしい日の出来事の記憶。


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