過去ログ - 垣根「女の子と暮らすということはだな…」一方通行「…」
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968: ◆Lp4e6dlfNU
2011/10/12(水) 20:39:32.15 ID:kH44cLg80
御坂妹「む、これはタロットですか?」

一方通行「あァ」

打ち止め「ヨシカワと同じだ!」

御坂妹「結構高級そうな物ですね。怖いのでお触りは遠慮しておきましょう」

番外個体「へー、タロットかー」

打ち止め「おおー」

番外個体「ていうか私、今表札見たんだけどさ…」スッ

一方通行「なンだ」

番外個体「アンタって名前、-----って言うんだ?」

ピキィン…!

一方通行「!!」

ビュオオオッ!

その瞬間だった。

開いていた病室の窓から今日一番とも取れる強風が吹いた。

さっきの音は聴き覚えがある、俺が魔術の影響下に置かれたと思える時間帯にも鳴った音だ

風に揺れるカーテン、俺の知ってる表情を見せるガキ共。その表情で俺は全て元通りになったことを理解した

強風でめくれ一枚床に落ちるタロット、俺にはその絵柄がスローモーションで眼に映った

そのタロットが落ちる瞬間、タロットに番外個体の手が触れた瞬間も俺の眼に映った

落ちたタロットは悪魔。番外個体から見て正位置

「『節制の正位置』好意を持ってくれている人よりアプローチがあるかもしれませんね」

「『恋愛の正位置』答えや判断を求められた時に、正しい決断をすることで悔いを残さないよう進めることを意味しています」

とンでもねェオチだ。悪魔の正位置、嫉妬、執着、欲望、誘惑、盲目、過信

嫉妬や執着のしすぎで状況を見失う、相手に気持ちばかり押し付けて重荷になる

一生懸命だが、空回りになり結果を出せない

なンていうことだ、結標よりも番外個体の愛の方が強いという謎の証明がここでされたワケだ

コイツの中では俺に対する愛がどろどろに詰まってるのかもしンねェな

一方通行「オマエだったのかよ…」

番外個体「?」

悪魔の正位置は奇しくも番外個体を表す物になった瞬間だった

番外個体「ねえ、どうしたの?」

なんでコイツこンな顔赤いンだ。そういえばまじまじと顔を見るのは随分と久しぶりな気がする

番外個体「ねえ、両手とか動くの?色々と不便じゃないの?」

なンだコイツ…こンなヤツだったか?てかなンだその質問は、何が不便なンだ
アレ?コイツ、こんなに顔をしてたっけか…?

助けてくれ垣根、この状況を打破出来るのはオマエしかいねェ


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