過去ログ - 浜面「手紙を書きたいんだが」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:35:01.15 ID:mg4FODbU0
注意書き

・いろいろあって平和になった後の世界

・遅筆につき注意


2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:37:29.70 ID:mg4FODbU0
絹旗『はい?』

浜面「それで、何を書けばいいと思う?」

絹旗『はぁ?』
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:39:22.25 ID:mg4FODbU0
絹旗『あのですね浜面、私が疑問に思っている事はそこじゃないんですよ』

浜面「おう?」

絹旗『わざわざこんな夜中に超叩き起されてですよ? 携帯の表示画面に浜面の文字が出ただけで超ブルーなのに、なんで私がそんな事考えなくちゃいけないんですか?』
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:41:18.91 ID:mg4FODbU0
絹旗『受話器越しにお辞儀されたって誠意は超伝わりませんよ浜面』

浜面「だったらどうすりゃいいんだよ」

絹旗『そうですね、五体倒地で雨乞いとかしてみたらどうですか?』
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:42:44.10 ID:mg4FODbU0
絹旗『で?』

浜面「あん?」

絹旗『こんな漫才するために超わざわざ電話してきたんですか浜面は』
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:44:02.17 ID:mg4FODbU0
浜面「手紙の書き方なんだが……」

絹旗『ああそうでしたね、そんな事を超言ってましたねさっき』

浜面「おう」
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:45:15.01 ID:mg4FODbU0
浜面「で?」

絹旗『はい?』

浜面「俺が手紙を書く話と何の関係が?」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:46:29.86 ID:mg4FODbU0
浜面「絹旗よぉ」

絹旗『何ですか』

浜面「で、手紙なんだけど」
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:47:00.27 ID:mg4FODbU0
浜面「どっちも手紙を読むことなくてムシャムシャ食べて’手紙の内容なんですか’って送りつづける話だろ?」

絹旗『そうそう、そうでしたね』

浜面「へへっ、よく知ってるだろ?」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:47:30.16 ID:mg4FODbU0
絹旗『で、便箋くらいは買ったんですか?』

浜面「便箋? なんだそりゃ。手紙なんてルーズリーフの切れ端でいいんじゃないか?」

絹旗『……浜面』
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:48:03.28 ID:mg4FODbU0
ガチャ

ツーツー……
……ツーツー……

以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:49:08.59 ID:mg4FODbU0
俺こと浜面仕上は今年で高校卒業を迎え……この春をもって晴れてプー太郎……ではなく、

学園都市の外れにある大学に進学することになっていた。

はみ出し者のスキルアウトをやっていた頃からすると考えられない程の進歩だが、同僚だった半蔵曰く
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:50:32.02 ID:mg4FODbU0
携帯電話からは無機質な音が流れてくるのみで、

先ほどまで会話のドッジボールをしていた相手・絹旗最愛の声はとっくの昔に受信しなくなっていた。

絹旗は自分より3つ以上は年下の女子なのだが、これまた腐れ縁というか仕事仲間というか、
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:54:10.46 ID:mg4FODbU0
暗闇の五月計画によって学園都市最強の超能力者・一方通行の演算パターンを植えつけられた……とか、なんとか。

俺は聞きかじっただけで詳しい事を知っているわけじゃないし、絹旗からこの話のすべてを聞かされたわけじゃない。もちろん聞いても教えてはくれないだろうし、俺だってそんな昔の無粋な事はしたかない。

今と違って一昔前は怪しい研究所が怪しい実験を繰り返して、暗部組織を絡めた生き馬の目を抜くような血みどろの抗争が一般人の知らぬ所で毎日の様に繰り返されていたのだ。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:56:26.58 ID:mg4FODbU0
俺はその下部組織の一員として主に雑用……まぁ、パシリみたいな事をしていた。

こう言うと今も元・メンバーとの関係は当時とそう変わらない気がする……が、この際気にしないでおこう。

こほん。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:59:10.74 ID:mg4FODbU0
得体の知れない大きな何かに常に支配されていた。

まとわりつくような視線を常に感じて、それが何なのかもわからず、誰かの意思によって動かされているような錯覚……。

結果としてそれは錯覚でも何でもなく、ひとりの「人間」の意思によって行われていたという事は記憶に新しい。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 21:00:16.27 ID:mg4FODbU0
俺は時計を一瞥しつつ、絹旗と会話している最中に日付を跨いでいた事を知った。

カチカチと正確に秒針が刻まれる、過去から現在、現在から未来へと。

その迷いの無い確実な足取りに、すこしばかり羨望の眼差しをむけつつ、ぐううと鳴る腹を摩った。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 21:01:25.52 ID:mg4FODbU0
頭の中でいつものジャージ姿の滝壺が


滝壺「もう、またそんな時間に食べたの? そんな不摂生なはまづらは応援できないかも」

以下略



19:ラリラリ ◆IgJDZoCsoc[saga]
2011/06/06(月) 21:01:41.70 ID:U42mFeNU0
期待してるでござるっ!


20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 21:02:47.87 ID:mg4FODbU0
その点インスタントラーメンって最高だよな。

誰にでも簡単に調理できるし。

いいじゃない、塩ラーメンさ。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 21:03:54.78 ID:mg4FODbU0

 From 絹旗最愛

 時間を伝えるのを超忘
 れていました。
以下略



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