7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:45:15.01 ID:mg4FODbU0
浜面「で?」
絹旗『はい?』
浜面「俺が手紙を書く話と何の関係が?」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:46:29.86 ID:mg4FODbU0
浜面「絹旗よぉ」
絹旗『何ですか』
浜面「で、手紙なんだけど」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:47:00.27 ID:mg4FODbU0
浜面「どっちも手紙を読むことなくてムシャムシャ食べて’手紙の内容なんですか’って送りつづける話だろ?」
絹旗『そうそう、そうでしたね』
浜面「へへっ、よく知ってるだろ?」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:47:30.16 ID:mg4FODbU0
絹旗『で、便箋くらいは買ったんですか?』
浜面「便箋? なんだそりゃ。手紙なんてルーズリーフの切れ端でいいんじゃないか?」
絹旗『……浜面』
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:48:03.28 ID:mg4FODbU0
ガチャ
ツーツー……
……ツーツー……
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:49:08.59 ID:mg4FODbU0
俺こと浜面仕上は今年で高校卒業を迎え……この春をもって晴れてプー太郎……ではなく、
学園都市の外れにある大学に進学することになっていた。
はみ出し者のスキルアウトをやっていた頃からすると考えられない程の進歩だが、同僚だった半蔵曰く
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:50:32.02 ID:mg4FODbU0
携帯電話からは無機質な音が流れてくるのみで、
先ほどまで会話のドッジボールをしていた相手・絹旗最愛の声はとっくの昔に受信しなくなっていた。
絹旗は自分より3つ以上は年下の女子なのだが、これまた腐れ縁というか仕事仲間というか、
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:54:10.46 ID:mg4FODbU0
暗闇の五月計画によって学園都市最強の超能力者・一方通行の演算パターンを植えつけられた……とか、なんとか。
俺は聞きかじっただけで詳しい事を知っているわけじゃないし、絹旗からこの話のすべてを聞かされたわけじゃない。もちろん聞いても教えてはくれないだろうし、俺だってそんな昔の無粋な事はしたかない。
今と違って一昔前は怪しい研究所が怪しい実験を繰り返して、暗部組織を絡めた生き馬の目を抜くような血みどろの抗争が一般人の知らぬ所で毎日の様に繰り返されていたのだ。
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:56:26.58 ID:mg4FODbU0
俺はその下部組織の一員として主に雑用……まぁ、パシリみたいな事をしていた。
こう言うと今も元・メンバーとの関係は当時とそう変わらない気がする……が、この際気にしないでおこう。
こほん。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/06/06(月) 20:59:10.74 ID:mg4FODbU0
得体の知れない大きな何かに常に支配されていた。
まとわりつくような視線を常に感じて、それが何なのかもわからず、誰かの意思によって動かされているような錯覚……。
結果としてそれは錯覚でも何でもなく、ひとりの「人間」の意思によって行われていたという事は記憶に新しい。
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